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石原慎太郎「ファンキー・ジャンプ」の謎


「スプートニクの恋人」第11章と一致すると思われます。

「ファンキー・ジャンプ」は、詩とも小説ともつかない文章です。

ジャズのジャムセッションなんですが、Epistrophieという語が出て来る。

意味は「末尾で反復して強調」するってこと。


「ファンキー」の方には、

  この瞬間 瞬間 瞬間

てな感じで登場します。


「スプートニク」にも頻繁に出てきます。


  単純に 単純に。 

  正確 正確。

  水晶 水晶。


ハルキストの皆様、ぜひぜひ、ご確認を。




さてさて、ここからが重要。


「スプートニクの恋人」に、


  人が撃たれたら、血は流れるものだ


章のタイトルであり、本文中にも同じ意味の文が登場します。

しかも太字で強調。


驚きました。やっぱ、そう思った?なのです。


落語に「だくだく」というのがあります。

流血の擬態語です。

これが何を意味するか。ちょっとやそっとじゃ解らない。


結論を言っちゃいます。


「ファンキー・ジャンプ」は、


  超、深沢七郎っぽいんですけど。



深沢の「南京小僧」を解読していたとき「母親だち」という表現が出てきたのね。

普通は「母親たち」です。

山梨の方言かなあと、調べたけど解らなかった。

それで印象に残っていた。


そして石原慎太郎さんの小説を読んだら、とくに1950年代のものに、深沢が書いたように思えるのがいくつもあった。

とくにこの「ファンキー・ジャンプ」

実際に楽器を演奏する人にしか書けないだろうと思った。

深沢はプロのギタリストです。


スカシは「源氏物語」。「サーカス」や「ありし日」など中原中也も入っている。


まあビックリしたのは、これ。

 
 海岸の墓地 うねり 返って来る波だち


波だち=波立ちか、とも考えたけれど、どうもオカシイ。

これは「波達」でしょう。「母親だち」と同じ。


「だくだく」とはつまり「濁点」のこと。



1960年前後といえば、国民の多くがプロレスをガチと信じていた頃ですし……いろいろと適当な時代だったのでしょうね。

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by ukiyo-wasure | 2018-02-28 20:13 | 詩・文芸 | Comments(0)

石原慎太郎「密航」はタイム・トラベル


1960年の作品。

戦後間もなくの話です。GHQのもとで働く二人の若者が密航をくわだてる。

横浜ーハワイーサンフランシスコの「ハワイ航路」で、ハワイに着く直前に海に飛び込み、十海里も泳いでハワイを目指します。

彼らはハワイから飛行機でアメリカ本土に飛ぶ計画です。

これも「冷たい顔」と同じで、状況証拠から「読み取る」形式と思われます。

一人は途中で漁船に保護され、一人だけハワイに着きます。


ここで疑問。

彼らは、なぜ密航する必要があったのか。

ハワイの豪華なホテルに泊まり、飛行機で米国本土へ渡るというのですから、お金はある。

正規のルートで行けばいいのに。


「透きとおった時間」がロボットなら、SF系ありということで考えたら、これは「過去への旅」だと気づく。

日本が戦争に負ける前の世界へ

そしてアメリカ人として終戦を迎える。

ハワイ沖に「どこでもドア」のようなものがあると確信し、ちょうどいい過去に戻るために綿密に計算したと思われます。

タイトルの「密航」を解読してみます。

=三つ=サン(太陽)=日(か)

=こう=こふ=こ二


   密航=過去に



「スプートニクの恋人」第10章と一致すると思われます。

すみれが消えたのは、四次元空間に迷い込んだのでしょう。

ノーマン・メイラー「裸者と死者」のことと思われる描写があります。

「裸者と死者」をウィキをご覧ください。タイムマシンや伏せ字(***)が登場します。




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by ukiyo-wasure | 2018-02-28 00:36 | 詩・文芸 | Comments(0)

「禽獣」も代作だと思う


太宰の「川端康成へ」を読んでみたら、

http://www.aozora.gr.jp/cards/000035/files/1607_13766.html

小鳥を飼い、舞踏を見るのがそんなに立派な生活なのか。刺す。そうも思った。大悪党だと思った。


という部分が気になって「禽獣」を読みました。


なんなんですか!!

また「源氏」がスカシで入っているし。

これで思い当たるのが谷崎なんですが、まさかの太宰もあるかなあなのです。

冒頭に「太宰春台墓」ですから、

1933年の作品で、当時太宰は24歳。


まあ、谷崎だろうが誰だろうが、太宰には当然スカシは見えていたわけで。

そういう意味での皮肉でしょう。


スカシでありながら、光源氏のことや、踊りを見に行って扉の陰に隠れるとか、「源氏」の場面も入っている。


最後の十六で死んだ少女への母の言葉、

「生れて初めて化粧したる顔、花嫁の如し」


これは「敦盛」でしょう。

「源氏」では「夢のかけ橋」=虹=二字=武士


そうなると「禽獣」は「鳥であり獣」で「鵺」とも読める。

「二三のひたむきな読者」限定ではありますが。


「乙女の港」がバレていますから、他にもあると疑われて当然。

川端康成という筆名は、小説製作会社のブランド名みたいなもの?




 

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by ukiyo-wasure | 2018-02-27 12:54 | 作家 | Comments(0)

図書館にもない、石原慎太郎さんの本


「スプートニクの恋人」で、行き詰まりました。

石原慎太郎さんの1950年代の作品について書いていると思われるのですが、多すぎる。

そして、雑誌掲載の後、単行本になっていない「失われた女」などもある。

国会図書館に行くしか読む方法はない。

有名な「狂った果実」すら、近くの図書館には置いていないし……。


あとね、新潮文庫「太陽の季節」に入っている「黒い水」が、作品リストに見当たらない。

これ、「スプートニク」では第2章と一致すると思われます。


よくよく読むとゲイの話


 黒=男の色=男色。い水=秘密。

 
  黒い水=男色秘密


「黒い水」に出て来るヨットの名前が、ソレ関連です。

象徴なのか記号なのか、考えてみてください。



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by ukiyo-wasure | 2018-02-27 01:36 | 詩・文芸 | Comments(0)

其角「何となく冬夜隣をきかれけり」


其角の、

  何となく 冬夜隣を きかれけり


ずーっと解らなかったこの句。氷解しました!

「スプートニクの恋人」第6章。

石原慎太郎さんの「男だけ」と一致で、男だけ=雄竹。

とかなんとか書きましたが。

この章に、

 今のところあくまで「なんとなく」だけれど。



「なんとなく」といえば「クリスタル」と、

言いたいところですが、ピカッと其角の句が浮上。


「なんとなく」=南都(奈良)なく

までは読めていた。その先が解らなかった。


これは例の「竹の屁」ですね。

「スプートニク」では雄竹=孟宗ですから。

何となく=奈良なく=鳴らない=ハチクではなくマダケ

爆竹とちがって火に入れてもプスプスいうだけ。

すかしっ屁のことです。


冬夜=倒夜=昼=放る


  すかしっ屁放る隣をきかれけり



句会でね、隣の人がプスーッ。気取った顔でしらっぱくれている。横の其角兄さんの顔を想像すると笑っちゃう。


これだから、芭蕉の一番弟子なのですね。




 

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by ukiyo-wasure | 2018-02-26 11:21 | 古川柳・俳句 | Comments(0)

北斎が描いた「夜もすがら〜」の真実


北斎「乳母が絵解き」です。


 85番・俊恵法師さん。

   夜もすがら もの思ふころは 明けやらで
       閨のひまさへ つれなかりけり



学校では教えない解釈はこちら。

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アップでどうぞ。

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着物の裾部分。内側が何やらグチャグチャです。


 内側の線乱=宇治川の戦乱

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by ukiyo-wasure | 2018-02-26 00:44 | 美術 | Comments(0)

北斎が描いた「嘆けとて〜」の真実


北斎「乳母が絵解き」です。


 86番・西行法師


  嘆けとて 月やはものを 思はする
      かこち顔なる わが涙かな


学校では教えない解釈はこちら。
https://tamegoro.exblog.jp/26791562/


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いじられキャラの西行さん、月を見ています。


西行といえば羊男さんのイメージが強烈です。

「戦争に行きたくなかった」

まったくですね。


この絵は、どうしても西行さんや、バックの屏風に答えがあるのかと思ってしまう。

視覚系パズル作家、北斎先生には参りました!


これでした。アップでどうぞ。


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 筧(かけい)の水が出ている。


  カケイの水出=家系の身捨て



家系=北面の武士の身分です。

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by ukiyo-wasure | 2018-02-25 23:23 | 詩・文芸 | Comments(0)

石原慎太郎「男だけ」の矛盾


石原慎太郎さんの「男だけ」

1956年、とても短い作品です。


バーの場面で、登場人物は、客である「俺」、二人のバーテンダー、そして奇妙な常連客


奇妙な客は右手が麻痺していてグラスが持てない。

戦前は有名なテニスプレーヤー

戦争で右手が麻痺。

貿易の仕事で成功し、お金持ち。

しかーし、車で追突事故。

同乗していた妻は死亡、彼は顔に傷。

この事故について、


 右手の麻痺のせいで、


  サイドブレーキが引けなかった!


と、悔やみ、割ったグラスの破片で右手を傷つけるのが、


  彼の酒癖!


グラスが割られ、店は迷惑だけれど、倍のお金を置いて帰るから、まあいいか状態で、包帯を巻いてあげる。


タイトルもそうですが、雰囲気はハードボイルド


けれど……どうも安っぽい。コントじみている。


だってね、当時の車を考えると


 免許を持っているのが変!!



 男だけ=雄竹=孟宗竹

   
   「妄想」ってことでしょ。





「スプートニクの恋人」第6章と一致すると思われます。


お持ちの方、ぜひご確認を。





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by ukiyo-wasure | 2018-02-25 22:22 | 詩・文芸 | Comments(0)

視聴率の素朴な疑問


視聴率というのは、全国で選ばれた約6000世帯がどの番組をつけていたかという割合です。

紅白歌合戦の時間帯に3000世帯が見ていたら、視聴率は50%です。

ここまでは、数学が苦手な私でも解ります。

サンプル世帯はランダムに選ばれているので、全体を代表しているという理屈も解ります。

しかーし、代表している「全体」には「テレビがない世帯」は入っていませんよね。










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by ukiyo-wasure | 2018-02-25 13:31 | 日常 | Comments(0)

石原慎太郎「冷たい顔」の本当の死因は?


石原慎太郎さんの「冷たい顔」という短編もすごい。


これ、当時の編集者は読めたのでしょうか。


サッカーの合宿で、ヘディングの練習のあと、しばらくしてから具合が悪くなりチームメートの竹下が死にます

頭を打ったことが原因とされ、結局、その時に一緒に練習していた滝島洪(主人公)が、まるで「殺した」みたいに遺族や恋人に思われる。

母親はショックで気が狂ったようになる。

チームメートは事故だから、仕方がないことと慰めます。


引っ掛かる点がいくつかある。

駆けつけた医師が始終ニヤニヤしている。冷笑ですね。

死んだ竹下は六人兄弟の長男で、父親は失業。寝る暇もないほどバイトをして家計を助けている。

こういうエピソードをなぜ出してくるのか。


死因はヒロポン(覚醒剤)でしょう。


頭を打ったのは関係ない。


  冷たい顔=アイス(覚醒剤の隠語)丸(丸薬)


書いていないことを読む小説。パズルなら上級編です。


谷崎に似ていますね。構成の妙です。


「スプートニクの恋人」第3章と一致すると思われます……が、これはちょっと自信がありません。







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by ukiyo-wasure | 2018-02-25 03:21 | 詩・文芸 | Comments(0)