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三島「不道徳教育講座」と檄文


今まで読んだ三島の小説が、ぜーんぶ代筆っぽかったので、「仮面の告白」はどうだ!と気になったけれども、雨で図書館いくのもメンドーだし……。

待てよ、昔読んだ気がする。例の「生まれた瞬間を覚えている」とかいうやつじゃね?

と、押入の中をゴソゴソ。

「仮面の告白」は見つからなかったけど「不道徳教育講座」を発見。

タイトルに反応しちゃいました。

勘です。怪しい。

パラパラしました。

人生経験豊富、幅広い年齢、職業の人たちとの付き合いがないと書けないと思いました。

三島事件の「檄文」と、同一人物が書いたとは、どうしても思えませーん。

このセンスは深沢でしょ。

読んだ人も多いと思いますが、三島の言動とのギャップを感じませんでしたか?



ギャグ満載で面白い章がいっぱいありますが、たとえば「馬鹿は死ななきゃ……」という章。

いくら大学の金時計組でも、生まれついたバカはバカであって、これも死ななきゃ治らない。秀才バカというやつは、バカ病の中でも最も難症で、しかも世間にめずらしくありません。バカの一徳は可愛らしさにあるのに、秀才バカには可愛らしさというものがありません。



とゆうことで、私なりにタイトルを解釈するとこうなります。


不道徳=不動(深沢不動)解く

教育講座=今日行く寄席(高座)=yoday行く止せ



 不道徳教育講座=深沢解く、東大行く止せ


「ナラヤマ」「東京のプリンスたち」など、深沢関連が結構でてきます。



「サーヴィス精神」のこの部分。

木にのぼって柿をとったり、清らかな川で泳いだり、山の尾根づたいに戦争ごっこをして遊んだり、……地方の子供たちは、そういう生活のあいだに、おのずからガキ大将や子分の役割をうけ持って、社会生活や生存競争を学びこそしますが〜



まるで体験したような表現。「尾根づたい」とが、想像だけでは書けないと思いますが……。


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by ukiyo-wasure | 2018-06-15 23:52 | 作家 | Comments(0)

三島「中世に於ける一殺人者の遺せる〜」狂気かーっ!


「中世に於ける一殺人者の遺せる哲学的日記の抜粋」

昭和19年、19歳です。

題名だけで脳がボンバーしそうです。

これね、マジで悩みました。

谷崎あたりが代筆したのだろうと思って読んだ。

イヤイヤ、何度読んでもワケワカメ。何について書いているのか全くわからない。

読んだ人は共感してくれるはず。支離滅裂なのです。


元の題名が「夜の車」と知ってピカッ!


夜=倒デー(昼)=トゥディ=今日

の=下ね=金=き=気

車=カー



 夜の車=狂気かー!



金色の死=つまんねー!のノリです。


昨日、パラパラと「斜陽」と一緒に載っていた「パンドラの匣」を読んでいたら、このことだろ!ってのが「西脇つくし」からの手紙

前記事の「好人物の夫婦」もそうですが、谷崎は、本当に、妄想に取り憑かれたような人の視点が上手い。

三島「哲学」も「偏執狂」だし。

「パンドラの匣」は、パラパラしただけですが「暴露小説」ですね。

シガレットケースを貰って嬉しくないのは、シガー=志賀だから。

主人公の名前が「小柴」「岬にての物語」のオコタンは小此木でしたし。

あだ名など、すべての「固有名詞」には意味があると思われます。

当然題名にも。


太宰ファンの皆様、ぜひぜひ解読にチャレンジしてください。


俳句の剽窃に関する部分。意味深です。引用します。

この人たちにとっては、作者の名なんて、どうでもいいんだ。みんなで力を合わせて作ったもののような気がしているのだ。(中略)あの人たちには、作者なんて、てんで有り難くないんだ。一茶が作っても、かっぽれが作っても、マア坊が作っても、その句が面白くなけりゃ、無関心なのだ。社交上のエチケットだとか、または、趣味の向上だなんて事のために無理に芸術の「勉強」をしやしないのだ。自分の心にふれた作品だけを自分の流儀で覚えて置くのだ。それだけなんだ。僕は芸術と民衆との関係に就いて、ただいま事新しく教えられたような気がした。




*追記

「ダンス・ダンス・ダンス」で、ユキが五反田君から借りた車に乗って「気分が悪く」なるシーンがあります。

関係ありそうなんですが……。

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by ukiyo-wasure | 2018-06-13 14:31 | 作家 | Comments(0)

ラスボスは志賀直哉か


川端康成の代筆疑惑からはじまって、インチキが底なし状態になってきたのですが。

これらをプロデュースしていたのは誰だろうと謎でした。

大正時代からですからね。

初めは菊池寛かなあと思っていた。

が、太宰の態度では、その上に誰かいる感じがあった。

登場人物の中で、もっとも年上は志賀直哉

日本人離れしたイケメンです。

ずるそうな人相でもない。

太宰以外は、誰一人悪口を言わない。

こうゆうキャラが、大ドンデンで「黒幕」のケースはよくある。

事実は小説より奇なり。


「暗夜行路」の上巻、読み終えました。


阪口の自殺方法「播磨」の謎も解けました。


タイトルも解読できました。

ヒントは「斜陽」にありました。


太宰ファンの皆様、乞うご期待。







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by ukiyo-wasure | 2018-06-11 12:28 | 作家 | Comments(0)

志賀直哉で思い当たること


前の記事の補足です。


「掌の小説」の「白馬」1963年。谷崎が書いたと思う。

幼少の頃、仲良しの女の子が「白馬」の絵を描いたことを思い出している。
その白馬の幻が度々現れる。
乗っている者は桃色の服に、黒衣をたなびかせている。
この少女には40年逢っていないし、どうしているかも解らない。


「白鳥」1948年から15年後です。その前に「斜陽」があった。

「白鳥」も「斜陽」も志賀直哉の「小僧の神様」(尾崎紅葉と読む)について書いている。

白馬というのは元々は葦毛です。懐かしいプレストウコウです(歳バレるし)。


 葦毛=足蹴=金色夜叉



たなびく黒衣は貫一のマント


栗毛=マロン殻=僻目の解釈は、「掌の小説」の「時計」がヒントです。

服部セイコー=服部半蔵=伊賀者=僻者





深沢に「去年の秋」というラジオドラマの脚本があります。

表向きは「正宗白鳥の死」について書いたことになっている。

私は、谷崎の死について書いていると読みました。

「去年の秋」を「コゾのオータム」=「小僧の会ふた夢」

谷崎に「小僧の夢」という作品があるからです。


「小僧(去年)の秋」の「秋」を「紅葉」と読めば「小僧の神様」になっちゃう!


さらに深沢「白鳥の死」は白鳥=スワン=吸わんで、「近縁者の死」と解釈しました。

これがヒントで「白鳥」が煙草関連とピンときました。

四暗刻のヒントは「春の雪」です。

皇族が麻雀に凝っているというウソ臭さ。


最近読んだ開高健作品集」のあとがきに、「飢え」の時代について「斜陽」などと言っているレベルじゃなかったと書いている。

メタファー作家の言葉は額面通り受け取ってはいけない。

固有名詞は意味がある。

それで「斜陽」は怪しいと睨んでいました。


さらに、「細雪」を解読していたとき、「異端者の悲しみ」だった気がしますが、谷崎が誰かに「志賀直哉より上手いだろ」みたいなことを言ったと書いてあった。

ライバル意識があるのかなあと思った。

「両方俺が書いたんだけど。わかんねーだろうなあ」というギャグ?



「暗夜行路」に「裏源氏」が入っていたら「正義は太宰にあり」。

「桜桃忌」までにチェックしてみます。

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by ukiyo-wasure | 2018-06-10 13:38 | 作家 | Comments(0)

三島と開高、文体そっくりじゃん!


ほぼ同時に読みましたから。

形容のクドさが共通です。

雲を見る、花を見る、人の顔を見る。

そんな場合、日常生活で、普通は、ここまで観察し脳内で複雑な比喩をしないでしょ。

という表現が、この二人に共通。


もうハッキリ言っちゃいます。

「豊饒の海」、まだ「春の雪」しか読んでいませんが、開高健が書いたんじゃね?


そう仮定すると、題名の意味はこうなる。


「豊饒の海」=放尿のシ毎=臭い芝居

ここからさらに、臭い芝居=開口、ガクッ


 開高、書く



「春の雪」=春「下ひ」「な(雪崩の「な」)=しゅん・かい・名

=しゅんかいタロ


 潤、書いたろ



「奔馬」=おんば=「乳母日傘」の日傘がまだ


 イカサマだ


「暁の寺」=バカ撞き「下ね」テンプル=バカボン「こめかみ」


 バカボンごめん(下み=む)

*「暁鐘聖歌」の「暁鐘」=「暁の」の妙。



「天人五衰」=盗人狡い



半分マジです。


「金閣寺」もちょっと読みましたが、これがまた、

誰が書いたんだーっ!

そのことについては、後ほど。

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by ukiyo-wasure | 2018-05-31 14:48 | 作家 | Comments(0)

「ダンス・ダンス・ダンス」は三島か?


「ダンス・ダンス・ダンス」は「三踏歌」で「山頭火」のことだろうと思って解読しました。


「かっこう」とか出て来てバッチリ!大満足だったのが、ここに来て、もしかすると三島由紀夫のこと?



三島だけでなく、その周辺……川端、深沢、谷崎などが登場する、戦前から戦後の文壇のドロドロやらインチキについて書いている気がして来ました。

 

 ダンス・ダンス・ダンス=三踏=三島?



解読やり直します。






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by ukiyo-wasure | 2018-05-19 11:45 | 作家 | Comments(0)

「限りなく透明に近いブルー」もメタファー小説?


深沢や谷崎、村上春樹さんの小説は、表のストーリーとは全く別の物が盛り込まれているメタファー小説ということで、ここ二年間読み続けて来ました。

三島の「豊饒の海」もそうですね。

「源氏物語」や和歌もそうですから、日本の伝統ではと思う。

時の権力に都合の悪い真実は、裏に込めて未来に残そうということでしょう。

深沢を解読していた頃は、そうではなく、「文体にユニークさ」を出すためだと考えていました。

「細雪」や「源氏物語」それから村上春樹さんの作品などを読むうちに、「読まれるのを待っている」と理解しました。

谷崎が代筆したと思われる作品は、解る人には解る「スカシ」が入っています。


ずっと気になっていたのが村上龍さんの「限りなく透明に近いブルー」

読んだ記憶があります。話題作でしたから。

ヘンリー・ミラーの「北回帰線」(日本語訳)に似ているなあと思った覚えがある。

今思うと、めちゃめちゃメタファーっぽい文体じゃないですか。

それで「芥川賞全集11」を借りて来て読みました。

既視感アリアリです。「ファンキー・ジャンプ」のノリ。

そして「源氏物語」のアイテムが結構入っています。

55アイテム全部を確認してはいませんが、ワザとらしく「表」で入っているのが「横笛」=「フルート」


もう何作品も解読していますからピンとくる。
こうゆう入れ方をするんですよね。


冷蔵庫から果物を出して食べるシーンで、なぜ「桃」なのか。

「桃」も源氏アイテムです。

あとは、火傷や火事、酒、落っこちる(転落/打撲)、水に溺れる、刃物で切る、動物は犬(狼)、虎(猫)、猿、蛾、蜂、火山(硫黄)、怪鳥(鵺)、貝……。

そうそう、売られていたウサギ(松風)が可哀想だから、時計を質に入れて買い取った話。

超ワザとら〜。

ガードマンがバットを持っているというのも……バット=こうもり=野分でしょ

Tシャツのミッキーマウス初音


落語の三題噺のようなものですから、入れやすい状況が設定される。

しゃべり方が変わっている人(たとえ方がユニーク)や、登場人物に過去や親兄弟の話をさせる。

「限りなく透明に近いブルー」の次に、三田誠広さんの「僕って何」が載っていました。
ちょっと読んだだけで、コレは違うって解る。物凄くフラットな印象。


1976年に芥川賞で、その数年後に「風の歌を聴け」が出た。

どっちも「源氏」入りです。

「風の歌を聴け」は「源氏」そのものを書いたという感じかな。

いずれにせよ、お互いに解ったはず。


対談していませんでしたっけ?






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by ukiyo-wasure | 2018-05-08 18:12 | 作家 | Comments(0)

三島「春の雪」やっぱり暴露か


三島由紀夫「春の雪」がAmazonから届きました。

前に怪しんで、図書館で借りて、最初の方だけ読みました。

「掌の小説」を全部解読して、内容が頭に残っている状態で、さっき読み始めましたら……。


冒頭引用します。

学校で日露戦役の話が出たとき、松枝清顕は〜


 松枝=まつがえ


コレだけで、来たーーっ!です。


川端康成の処女作といわれている「ちよ」です。

「荒城の月」の歌詞、知ってますか。



 千代の松が枝〜♪



読み進むと「写真」や「撞球」とか「滝」とか谷崎が代筆したと思われる作品名が出て来ます。

そして、この言葉に出会ったときはビックリ。傍点付きです。


そのたびに、姑は母の姿をと見こう見して、


「掌の小説」の「かけす」に出て来ます。


視力の衰えた祖母が孫娘の姿を、

五本の指をかざして、と見こう見している。


偶然だろうという意見もありましょうが、

「かけす」の意味は「家系図」のシャレです。

この家の事情は、お嫁さんと義父がデキちゃって、子どもを置いて出て行ったという話。

谷崎ですから、表には一言も出て来ません。

状況から読み取るのですが、大きなヒントがこの言葉。


 と見こう見=父さん子産み



三島ファンの皆様、「豊饒の海」を「掌の小説」と合わせて読んでみて下さい。

三島事件の真相が見えて来るかもしれません。

この感じだと「天人五衰」は、天=テン=十=盗で「盗人狡い」?



追記 

最初の方に、滝で黒い犬が死んでいるでしょ。

とてもインパクトがあるエピソード。

村上春樹さんの小説もそうですが、メタファー小説の特徴は、伏線が回収されない。

ほったらかされたエピソードこそ、意味がある場合が多い。

で、三島由紀夫のギャグの感覚が、まだ掴めていない。

ダジャレを言っているところとか、想像もできない。


「黒い犬」=尾も白くない=面白くない。

「笑わぬ男」でいいのでしょうか。……って感じ。





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by ukiyo-wasure | 2018-05-07 17:46 | 作家 | Comments(0)

村上文学まとめ

いつになくアクセス数が多いと思ったら、ノーベル文学賞ネタでしょうか。

自称極右ハルキストとしては、こんな感じで読みました。

参考までに。


「風の歌を聴け」 源氏物語

「1973年のピンボール」其角

「羊をめぐる冒険」 百人一首

「世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド」百人一首

「ノルウェイの森」谷崎「細雪(細菌兵器)」

「ダンス・ダンス・ダンス」山頭火と思ったけど、三島かも

「国境の南、太陽の西」 芭蕉

「ねじまき鳥クロニクル」 奥の細道

「スプートニクの恋人」 石原⇔深沢

「海辺のカフカ」 北斎「富嶽三十六景」 歌舞伎

「アフターダーク」 北斎「橋シリーズ」 盗賊 夜働き

「1Q84」深沢七郎全作品


「色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年」川端⇔谷崎
 (氏偽載をした内、谷崎作と、北山時雨の都市)

*もしかして村上龍さんのこと?


「騎士団長殺し」写楽=北斎(卍) 判官殺し=ハーゲンクロイツ

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by ukiyo-wasure | 2018-05-05 20:08 | 作家 | Comments(0)

深沢七郎は「文学賞」請負人か


第50回芥川賞田辺聖子氏の「感傷旅行」ですが。

石原慎太郎氏の「太陽の季節」に続き、

えーーーっ!

と、目眩がするほど驚きました。

いや、大げさかな。

「代筆」は当たり前の世界と解りましたから。

出版界や映画界は、興行の世界ですから、プロレスみたいなものと考えれば納得。

ネットが普及したのはごく最近で、それまではマスコミからしか情報が入らなかったのですから、そのマスコミ自身の秘密は絶対に漏れない。

まさか、個人が媒体を持つ時代が来るとは、予想だにしなかったでしょう。

まあ、プロレスや「レコード大賞」や「日本アカデミー賞」と同じと考えれば、どーってことはない。

法に触れないしね。

消費者の立場でいうと「産地偽装」程度かな。健康被害はないし。



枕が長くなりましたが、

「掌の小説」の「秋の雨」を解読しました。

ハナから谷崎作として読みました。1962年。晩年です。

深沢の「嶋中事件」の後です。

「秋の雨」は深沢のことを書いていると読めました。

「別府りつ子」という人物が、深沢です。

なぜ深沢のことかという解説は置いておきまして。

最後の一文が物凄く気になったのです。


「あの人に、明日は会で、花嫁衣装を着てもらうものですから……」と呉服屋が私の耳もとにささやいた。


あの人=りつ子/深沢ね。


文壇のドロドロを知った今となっては、女性作家の代筆ってことか?と疑うのは当然。

1962年以後に売り出した女性作家をググりました。

1963年の芥川賞は、上半期が河野多恵子「蟹」、下半期が田辺聖子「感傷旅行」。

パラパラ読みしただけで「裏源氏」がスカシで入っていたのが「感傷旅行」。「太陽の季節」と同じです。


「みおつくしの鐘」などハッキリとオモテで入れて、ヒントにしています。



川端康成への疑い同様、田辺氏が「源氏」の真相を理解していたら問題ありません。

これは石原氏にも言えることですが。


田辺氏は「新源氏物語」という現代語訳を書いている。

読んでみるまでもなく「裏」は知らないと解りました。

「槿(あさがお)」を「朝顔」、「乙女」を「少女」としている。

「雲隠」もないし!!


これじゃあ、紫式部姐さんに怒られます。



追記 タイトルの解読です。

深沢ならタイトルに真相を込めているはず。

主人公の名前がヒロシ。

ピンと来ました。


  感傷旅行=寛(菊池)賞代行


いかがでしょう。


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by ukiyo-wasure | 2018-05-05 18:48 | 作家 | Comments(0)