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「棄」と「捨」の違いに悩む!


今まで散々、和歌のテクニックとして「棄」「捨」を登場させてきましたが、どう違うのかサッパリ。


 目に青葉 ほととぎす 初鰹


明らかに、

 
 目に青葉 耳ほととぎす 初鰹



でいいじゃん!


「は」「山」はいらない→は山棄=破産来


「青葉」はそこらにボシャボシャ生えている木ではなく「万年青」とかの盆栽ね。


*さらに深読みすると「鼻がない」→「女遊びにも散財」

 ほととぎす→初音→鼠→利休→茶道具。其角の「うぐいすの身を逆さまに」の状態に。




というこで、


「余計な文字」を「棄てる」場合=




一方、


 たふと 青葉若葉の 日の光


ホントは「あたふと」


本来の姿から「な」が捨てられている。

こうゆう場合は「名を捨てて」=「捨」を使う。


ずーっと、現代のメタファー文学の方々にも、このルールが守られている。


「捨」=車=カー とかね。


「棄」=すてるべきもの?

「舎」=すてちゃったもの?


元々は中国語ですから、きっと意味がちがうんだろうなあ。

by ukiyo-wasure | 2019-02-20 12:37 | 言葉 | Comments(0)

「忠臣蔵」の「蔵」の意味


「四谷怪談」をウィキで見ていたら、「忠臣蔵」の外伝と出ていた。


でね、「忠臣蔵」がなぜ「蔵」なのか。

前から疑問でしたが、解った!


仮名手本=いろは歌=四十七字=四十七士


忠臣蔵=忠臣競


「かけくらべ」を「かけっくら」という。

漢字で「競/くら」


なぜ「忠臣くらべ」としなかったか。


「べ」欠き=描き



「仮名手本忠臣蔵」=四十七士忠臣くらべ描き





by ukiyo-wasure | 2019-02-16 12:28 | 言葉 | Comments(0)

三島「美しい星」の真相と「騎士団長殺し」


映画になっていたんですね。

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前々回の記事に書きました。
美しい星=いしい星=石い星=シャクい星=赤い星=赤えぼし=亭主=利休=鼠



「赤い星」→「赤えぼし」と読むヒントが第二章に。


「たとい女が妊娠したって…」
「安心しな『たとい』と言ったじゃないか」
「『たとい』でも怖ろしいことだわ」


「たとい」は現代では「たとえ」が普通でしょ。

「い」→「え」ってことかと。


細かい事は置いておきます。

十章すべてが「鼠」にちなんだ話。

さらに、凝っています。

何と、干支が順番に登場しているのでーす!

そしてそして「子」から始まるから最後は「亥」

今年の干支ですね。

ここに「騎士団長殺し」(同じ発想)が出てくるのでーす。


ざっくり、解説していきます。興味ある人は読んでご確認を。


・第一章(子) 千利休 洗脳離人戸 

 家族が洗脳され、浮世離れ。近所で浮いた一家に。
 宇宙人=グレイ=利休鼠
 ラストシーンで富士が見える。
 次の干支「牛」暗示。




・第二章(丑寅)豊臣秀吉 禿鼠

 同窓会で大演説し顰蹙。
 秀吉の大言壮語を表す。つまりビッグマウス

 丑寅=もう・こ=妄語

 歩いて帰る=足軽




・第三章(卯辰)前田利家 

 卯辰山が登場。

「うだつ」は別名「妻壁」=妻が上

利家の正室「まつ」のことです。

鼠は別名「嫁が君」嫁が君主という意味?


 ウィキの利家のエピソード「落ちぶれているときは平素親しくしていた者も声をかけてくれない。だからこそ、そのような時に声をかけてくれる者こそ真の友人だ」と言っている。

 「風流夢譚」事件のときの深沢へのエールとして書いた「瘋癲老人日記」のことでしょう。「瘋癲老人日記」の主人公は「鼠小紋」を着ている。
 
 小紋は加賀友禅に通ずる。

 ピンクのマニキュア=鼠の指



・第四章(巳)ミッキーマウス

 巳=ミMも出て来る。

 フルシチョフディズニーランドに行きたかったのに行けなかったらしい。

 共産主義活動=活動(映画)

 警官のバッジが星形=アメリカ

 「黄金郷」=黄金狂時代=チャップリンの映画

 ディズニーはチャップリンの動きを参考にしたらしい。

 ミッキー=ミカエル(大天使)

 ラストに「果物を剝いておくれ」

 聖ミカエル祭の果物か、または「白雪姫」関連。

「細雪」の「鼠」は「ミッキー」と「白雪姫」で表現。雪子=白雪姫。




・第五章(午)『くるみ割り人形とねずみの王様』

 舞台は仙台へ。

 「くるみ割器」「ねじ回し」「硫酸」がキーワード。

 最初の二つは「くるみ割り人形〜」のアイテム。

 
 「硫酸」=火山ガス。「奥の細道」の栃木。「野を横に〜」と「「あらたふと青葉若葉の日の光」に掛かっている。

 なぜ突然仙台かという答えが、「青葉城」=「青葉」=「夏」=「午」


 

・第六章(未) かぐや姫(火鼠)

 暁子が処女受胎します。

 あり得ないことですが、何を意味しているのか。

 かぐや姫は竹から生まれた。宇宙人はこうやって受胎する。暁子を妊娠させた男は「竹宮薫」だし。

 
 暁子=竹夫人と考えれば、もーまんたい!

 
 =晩夏=あんか=行火

 北国育ち、昭和30年代生まれは絶対知っている。湯たんぽではなく「あんか」

 巨大なカイロです。「まめ炭」でポカポカ。で、中に「石綿」が入っている。

 「火鼠の皮衣」とは「石綿」のことだそうです。




・第七章(申) こうもり(天鼠・飛鼠)

 「暫」が出て、「少々」=「猩々」で猿はクリア。


 「入会権」の話が唐突。入相(日暮れ)を表している。

 で、「こうもり」が誰か人物を表している気がするけど、解りません。バットマンなのか…長曽我部なのか。解ったら追記します。

 「デブ、ヤセ、ノッポ」の三人組がヒントかも……。



*追記 

歌舞伎が出てきて、団十郎……ああ、蝙蝠安?





・第八章(酉)「二十日鼠と人間」

 スタインベックって読んだ事ないし。Google先生のおかげで解った。

 キーワードは「虚無」「安楽死」

 小説中に、全人類を安楽死させるという会話。


「放置っておけば苦痛が募るばかりですから」



「二十日鼠と人間」に「安楽死」が出てくるらしい。


 スタインベックは「不可知論者」だそうです。無神論の一つらしい。これも内容と一致します。

「酉」との関連は……白鳥や文長など鳥は出て来ますが、確信がありません。

「三人の客の巨きな蹲った鳥のような影」という表現も。


*追記 

 三人が鳥=サントリー?

で、開高健の署名か……と思ってググったら、サントリー・ローヤルのCMにスタインベックを使っている。
でも、ずっと後の1983〜なんですね。


「酒」のシがないから「無シ」=無神論?




・第九章(戌) ハーメルンの笛吹き男

 戌=晩秋=蛮習  残酷な刑罰等について書いてあります。

「喇叭を吹き鳴らせ!」

「いなくなった子供たちよ」


この章を読むと「宇宙人」=う「ちゅー」にん=う鼠二六


「宇宙人」=嘘っぱち


ってことに気づく。


こうゆうヘンテコなことを、大真面目で書くところが「お化け組」。

難しい言葉がズラズラくると、ホーッ、やっぱ三島由紀夫はすげぇーとなっちゃう。

自分を宇宙人と思い込むのはいいけど、何で「自分の星」が解るのでしょうか。


さて、いよいよラスト。

まあビックリです。



・第十章(亥)「おむすびころりん」(ねずみ浄土)


丸一日悩みました。


赤い卍が出て来る。ハーケンクロイツです。

谷崎の「異端者の悲しみ」では「原田を殺し」がハーケンクロイツの空耳ギャグ。


騎士団長殺し=判官殺し=ハーケンクロイツ=卍=北斎


……でした。


癌で入院している重一郎を家族三人が、病院から連れ出し、今度こそ、家族揃って「円盤」を見に出掛ける。


円盤に向って「猪突猛進」ならぬ「猪突妄信」!

夜です。お弁当なんか持って神奈川あたりまで。

ラスト引用します。


〜その丘のかなたには、更に湖中の島のように叢林に包まれた円丘があった。
「来ているわ!お父様、来ているわ!」
 と暁子が突然叫んだ。
 円丘の叢林に身を隠し、やや斜めに着陸している銀灰色の円盤が、息づくように、緑いろに、又あざやかないろに、かわるがわるその下辺の光りの色を変えているのが眺められた。


 卍=判官コロッ=飯丸コロッ=おむすびころりん


ここで、円盤=丸飯=鏡餅かーっ!!


⦿鏡餅を上から見た図?
   二段とも同じ大きさが正式という説もあるし。



一家四人は、円盤に乗って故郷の星に帰るのです。

だから「ねずみ浄土」


これには谷崎先生、大感動でしょ。


っていうか、重一郎=潤一郎?


「ねずみ」つながり(パニック)で、ゴーストは開高健だろうなあ。発想的には深沢なんだけど……。


文学に興味のある少年少女の皆様、ぜひぜひ「精読」してみてください。








 





 

 
   


        

by ukiyo-wasure | 2019-01-19 14:37 | 言葉 | Comments(0)

五十音はすべて数字に変換可能


黒田夏子さんの「abさんご」が、数字の語呂合わせっぽいと書きました。


五十音表を見ていたら(クロスワード作成のために目の前に貼ってある)、全部が数字に変換可能だと気づきました。

一対一ではなく複数可能。だから、融通がきく。

例えばね、こんなこと、簡単にできる。


古池や 蛙とびこむ 水の音



古=5 い=1 け=「ふ(2)」の上=3 や=8

かわ=川=せん=千 ず=「し(4)」の下で3 

と=歩=2 び=1 こ=5 む=6

み=3 ず=「し(4)」の下で3 

の=ハの上=8の上=9 お=0 と=歩=2



5138 千32156 33902


さて、これを別の意味のある文章にしてみる。



適当ですから文学的ではありませんが。


光一さんは、千さんにイチコロ、散々苦労し。



「abさんご」がこんな風に、すでにある有名な文章を変換したものかもと思っちゃったわけ。

「光一さんは〜」から逆に「古池や」は導き出せないだろうなあ。







by ukiyo-wasure | 2018-11-21 16:31 | 言葉 | Comments(0)

「磯の鮑の片思い」何で磯?


前の記事で「スリ」について考えていたら、ふと、こんな疑問。

「鮑の片思い」万葉集にもあるらしい。

二枚貝と違って「パートナー」がいませんから、意味は解る。


「磯」がつくと、確かにゴロがいい。

けれど、岩でも、伊勢でも、浜でも意味は変わらない。


ずっと、何の疑問も持たずにクロスワードにも使って来ました。


スリ=巾着切りです。


芭蕉の俳句に「旅人と我が名呼ばれん初時雨」


裏読みしますと、旅人の「旅」=「足袋」

「足袋」は曲者、「お足」=お金ですから。

お金を入れる袋、すなわち「巾着」です。

足袋=巾着


巾着=イソギンチャクの「いそがない」=急がない

旅人=急がない人



こうなるのですが、逆にね、

「いそ」だけなら「イソギンチャク」の「巾着なし」となる。


磯の鮑の片思い=巾着(金)ない鮑の片思い


お金がないから、吉原のお気に入りの花魁に会えない!

江戸っ子が言いそうなシャレです。


by ukiyo-wasure | 2018-08-27 01:22 | 言葉 | Comments(0)

「言替え」の絶妙


「言葉」を扱う仕事をしていますと、ふと、サメることがあります。

今回ね、ワーワー騒ぎになっておりますが、人間、色恋沙汰にはホント色めきたつ。色だけに……。

政治・環境・巨悪なんか、押しのけてしまう。


それでね、ネーミングで誤摩化すワザ、今更ながら、素晴らしい。

「奇麗ごと」に変えちゃう。

援助交際、出会い系、ハッピーメール……。

カタカナ語にしてドギツサを緩和するのもありますね。

皆さん天才的です。


「武士道とは死ぬことと見つけたり」って有名な言葉。

これもね、和歌等を解読していたらハッとなりました。

初陣に行く敦盛くんに、

「殺して来い」ではなく「死んで来い」。

ここに「美」が生まれるわけですね。

「命を捧げる」ってロマンチズムの極致でしょ。

「愛と誠」の「君のためなら死ねる」の世界です。


極めつけは「恋」。「発情」の言替えですよね。





追記 2018.4.22

「日本の夜明け」とかなんとか、明治維新ね。

「西洋化」を「近代化」と言替え。気に入らーん!!

西洋的なものを何でもかんでもありがたがって、南画など、すっかり廃れてしまった。

我が愛する鉄斎先生、ふてくされて引きこもっちゃったそうです。

by ukiyo-wasure | 2018-04-19 11:36 | 言葉 | Comments(0)

「雪=六つの花」の語源


のことを「六つの花」「六花」というそうです。

プレバトでも言っていましたね。

雪の結晶が六角形だからと「広辞苑」にも書いてある。

これについてはずっと疑問でした。

雪の結晶って、肉眼でパッと見えないでしょ。

そんなもんに、風流も何もないって思いませんか。


和歌や俳句をひもといていたら、「雪」=「酒」だと知った。

何度も書きますが、酒に浮かぶ油を「浮蟻」と書いて「ふぎ」。

お酒の別称でもあります。

「ふぎ」の読みを変化させて「雪(ぶき)」もお酒の意味。

酒といえば「上戸」=上五=

六=上戸または酒。四=下戸または団子や飯。

お約束でございます。

だから、雪(酒)が「六つの花」とくれば至極納得。


  人肌で さしつさされつ 六つの花



by ukiyo-wasure | 2018-01-26 18:18 | 言葉 | Comments(0)

衆道を象徴する花が、なぜ「菊」なのか。


其角の句で、

  
 守る梅の 遊(あそび)仕ごとや 野老(ところ)売り


「1973年のピンボール」で、ご記憶の人も多いでしょうが「配電盤」を交換に来る場面。

配電盤が、メタファーなのかダジャレ系なのか悩みながら、其角の句をパラパラしておりました。

配電盤が、空耳ギャグでハッテン場のことだとしたら、上記の句と一致です。

 
 守る梅(もるうめ)=漏る配=配役から漏れた役者

 野老売り=野郎売り=男娼

 
 場所は亀戸天神ということになっていますが、同様な梅の名所が湯島天神。ここが、陰間茶屋の名所でもあったらしい。

 句意は、

   役なしの 片手間仕事 野郎売り


 それで、平賀源内の『の園』など、男色は菊の花にたとえられます。まあ「形状」が語源という説が大部分。

 でも今、和歌的に考えていたら「きく」は「か」と「け」の間なのね。

 「かけ間」=陰間=菊。と、なる。

 
 そういうことで、「菊」が出てくると、そっち方面も疑ってみないといけなくなりました。



 

by ukiyo-wasure | 2017-12-21 02:09 | 言葉 | Comments(0)

「やまと言葉」という高度な日本語


「大和言葉」を辞書で引くと、3番目の意味に「日本の雅言。主に平安時代の語」とあります。

 「源氏」や和歌を、深読みしますと、谷崎の「細雪」は「細菌兵器」のことを「大和言葉」で書いたと考えることもできます。
 
 日本人で普段日本語を使っているにもかかわらず、大和言葉の存在を意識しないと読めない。だから戦中は、華美という理由で発禁です。

 戦後になり、GHQの検閲をすり抜けました。大和言葉だからでしょう。潤ちゃん、グッジョブ!

 日本人のごく一部しか読めないものを、外国人が読めるわけがない。

 今、村上春樹さんの小説も「大和言葉」で書かれていると思っています。

 パズル作家からみると、小説というより壮大な長編パズル。

 「源氏物語」もそうです。

 村上さんの小説は「源氏」に匹敵すると思います。

 ユーモアもあって、素晴らしい。

 昨日も、ホワイトクリスマス=6と読ませるワザに出会い、感動いたしました。

 しかし、このような表現があることを、一般国民はまったく知らされていない。

 国文学科を卒業したって解らないでしょう。
 
 文芸評論家が「羊」をリアルな羊と考えてしまうのだから。

「大和言葉使い」の世界では、羊とくれば、まずは干支です。

 

 たまたま気づいた私は、正直、この国に失望しました。

 文化がすべてインチキな感じがしました。

 今もそう思っています。


 「やれやれ」とは、何と適切な表現!!!


 どうして、こういうことになるわけ?

 もしかすると、イザというとき(戦争とか)、暗号として使おうとしているのか。


 たとえば例の「トラトラトラ」

「撹乱攻撃」という意味だとしたら、超ナルホドだからです。

 

 

 

by ukiyo-wasure | 2017-11-12 11:36 | 言葉 | Comments(0)

ダンパとは


 クロスワードで、「舞踏会」のカギを、「シンデレラが出かけたダンパ」と書こうとして、うーん、ダンパって知っているかなあ、みんな。

 と、思ったのです。

 昭和に青春を送った私たちには懐かしい言葉。

 広辞苑で調べたら「暖波。⇔寒波」だって。

 ネットでは「ダンパ(空調)」

 ムググッ、これはつかえねーっ。

 と思っていたら、今「コスプレダンパ」というのがあるんだって。

 よっしゃーっ。

 「ダンパ」使っちゃいました。

 

by ukiyo-wasure | 2017-09-04 13:44 | 言葉 | Comments(0)