カテゴリ:詩・文芸( 880 )

「abさんご」全部数字の語呂合わせ?


イヤな予感がして、パラパラしたら、うーん、あり得るなあ、これ。

だいたいさあ、何で横組なの?

句読点が、カンマとピリオドって……。


〈受像者〉うけ・しょう・しゃ 

     247 48 48



aというがっこうと

エイト・イ・フ・下ツ・コ・フ・ト=8121522

*と=歩=2


bというがっこうの


ヒー・ト・イ・フ・下ツ・コ・フ・ノ=12121521


*ビート=打つ=ふつ=2?



どちらにいくのかと

ト・チ・ラ・ニ・イ・ク・ノ・下10=10千1221919

*ラ=一フ=12


和歌に「数え歌」があるように……あり得るでしょ!


キャッチコピーが


「記憶の断片で織りなされた、夢のように美しい世界」


はあ? 読みにくいだけなんだけど。


選考委員の論評、興味あるなあ。


黒田さん、テヘペロしてない?

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by ukiyo-wasure | 2018-11-18 02:46 | 詩・文芸 | Comments(0)

黒田夏子さん「タミエ」は635と読む?


「あこがれ」は黒田夏子さんのことを書いているのではと、図書館で「abさんご」借りて来ました。



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芥川賞の「abさんご」は横組ですから、左開きです。

この作品は、ちょっと解らないので、全部読んでいません。


五十年前というと半世紀前、1963年、1968年の作品は縦組で、右開き。裏側が表紙になっている。


文学賞が信じられなくなっている私としては、確実に受賞者が書いたものを読みたい。


「商人の手あか」にまみれていないと信じられる作品。



「毬」「タミエの花」「虹」ですが、いずれも「タミエ」という女の子が主人公。


少女の会話文が、「あこがれ」と似てるんですよね…。

ま、それは置いておきます。


スッキリとした、力強い、私の好きな文章です。

幸田露伴に出会っときのような、清い文章だなあって思った。




さてさて「タミエ」という名前です。

何で?

ミス・アイスサンドイッチと同じくらいアヤシイ。

絶対に意味があると睨みました。



「あこがれ」に三桁の数字が出て来たでしょ。

和歌のテクニックだと、=七夕のタで「七の下」=6

すると「タミエ」=635と読める。



『毬』は、タミエが、毬に穴があいちゃったけど、新しいのを買ってもらえないから、お店で盗む話。


では、算数的にタイトルの解読です。

唐突ですが、

手鞠歌の「コーシッシ」でピンときた。


武者小路実篤=6358342 


武=6
者=蛇=み=3
小=5
路=じ=4=夜=や=8
実=3
篤=あつ=はつ=82=夜2=42



タミエ635と比べると8342が無い


8342無い=闇夜にない


闇夜にないものといえば「月」です。月は丸い。毬に、毬を「つき」に通ずる。

途中で大きな蜜柑を貰う。これも月のイメージです。



まあ、コジツケだと思うでしょうね。


『タミエの花』


花にまつわる話です。学校をさぼって山歩きしているタミエ。

植物に詳しい男性と出会う。

白っぽい紫の花の話をすると男性は「シャガ」だという。


「高嶺の花」=「たかねの花」の「捨かね」

「かね」=下ね=の=下ひ=かい=カい=ガ


「捨ガ」=「シャガ」=「タミエの花」


でも……、

「あこがれ」=八五六だったし、

やっぱ数字の語呂合わせも捨てがたい。



タミエ=635 4がない。


ない4=内侍(官女)


シャガは別名「檜扇」。お雛様のあの扇です。

「タミエの花」=「内侍の花」




『虹』いきまーす。

タミエは虹を見たことがない。と思っている。

大雨で増水した川岸で、幼い、2.3歳の時、赤ん坊の弟を川に突き落として殺したことを思い出す。

イヤな話です。そのとき、虹を見たことを思い出す。


タミエ=635

23456という連番で24がない。


虹=サイ=罪

24がない=24欠く=虹欠く=罪書く


どうでしょう。


そうなると「abさんご」「さんご」「35」でしょ。

「ab」はヘビ? 巳=実=42=6にもなりますが。

ラップですか?という、韻を踏んだような文章で読みにくいけど、挑戦してみます。





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by ukiyo-wasure | 2018-11-18 01:01 | 詩・文芸 | Comments(0)

三島「女流立志伝」面白い!!


現在進行形のゴースト疑惑は、出会う度に不快指数が増して行きますから、ちょっと休みまして、「三島由紀夫全集6」の短編の解読にチャレンジ。


1作目は「女流立志伝」昭和26年「オール読み物」に発表。

以後どこにも収録されていないそうです。



俳優学校のお話。

俳優養成所みたいな所でしょうか。生徒の年齢はバラバラ。

三人の大人の女性徒がいる。啓子、安子、百子です。


外で雪遊びをしている子供っぽい生徒たちを馬鹿にしている。

彼女たちの毒舌が超オモシロい。

演出家からベテラン俳優、提灯持ちの評論家、記者たちをこき下ろす。

あだ名もオカシイ。

老女優のご機嫌取りは「赤頭巾」
その心は「お婆さんお加減いかが」


誰が書いたんだ、上手すぎる!

ちょっと太宰っぽいけど、この時は既にいない。


三人がダベっていると、散々悪口を言っていた演出家から呼ばれる

主役の女優が盲腸になったので、三人のうちから代役を選ぶという。


最初に百子が落ちる

啓子と安子がライバル関係に。

立ち稽古のとき、安子は自分が負けたと感じる。

ふて腐れて「法事」があるからと途中で帰る。

憂さ晴らしをしようと街を歩いていると、男と腕を組んだ百子とすれ違う。

喫茶店で、近藤るい子という下っ端女優と会う。

ふたりは、酒を飲みながら、日本の演劇界の悪口を言い合い、みんなぶっ殺してやる!とクダを巻く。

酔っぱらった二人、帰り道で手相見に会う。安子が見てもらう。今は隠忍自重のときと言われる。

るい子にも、見てもらいなさいよと勧めるが、かたくなに拒否。



ラストの一文、引用します。

るい子は手を頑なにポケットから出さなかった。彼女は未来を恐れていたのである。




「未来」に傍点つきです。


さあて、「未来」とは何か。悩みました。



ヒントは「隠忍自重」かな。






未来=過去の反対です。

過去の反対=こか=甲賀


題名に注目。


「女流立志伝」=「くのいち流立志伝」


近藤るい子は「伊賀組」=「僻(ひが)組」ってことでしょう。



誰が書いたんだろう。


センスとしては川端「心中」「海」や三島「橋づくし」に似てる。


とにかく「筆の冴え」を感じます。

谷崎かなあ、やっぱり。

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by ukiyo-wasure | 2018-11-17 20:25 | 詩・文芸 | Comments(0)

「あこがれ」黒田夏子さんのこと?


最近の作品はどうゆう感じかと、

2015年、第一回渡辺淳一文学賞受賞「あこがれ」。

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ウィキにないので、あらすじはAmazonレビューなどをご覧下さい。
新潮社はこちら。

「あこがれ」


小学生の話。という男の子とヘガティー(あだ名)という女の子が主人公。

第一章が、男の子視点の一人称。

第二章が、女の子視点の一人称。


こういうメタファー小説は固有名詞に注目。

ミス・アイスサンドイッチは、スーパーのパン売り場にいる女性のあだ名。
目がとんでもなく大きい。麦くんは彼女に魅了され、似顔絵を描いてプレゼント。


というようなストーリーはどうでもよい。


「ミス・アイスサンドイッチ」ありきで書かれているでしょ。


さあ、どう読むか。かなりヒネっている。


ミス=水 アイス=氷

サンドイッチ=3度1=3対1

水と氷が3対1の割合。

氷水=冷や水

「冷や水」といえば「年寄りの冷や水」

「年寄りの」が消えている。

ここでめっちゃ悩みました。

渡辺淳一賞ですから、「老人会賞」などとも読めるけど、しっくり来ない。



第二章です。

ヘガティーの父に「隠し子」がいることが解る。

手作り苺ジャムのエピソードで、「隠し味の粉」を入れる。

これも「隠し粉」=「かくしこ」と読める。

ヘガティーの父親は映画評論家。彼女の大好きな映画のシーンは「銃撃戦」

「銃撃戦」は重要なキーワードだと思う。

彼女は、ホームシアターの画面とそっくりの動きを、映画と同時にやってみせる。

これも「重要な意味」を持ち、回収されない伏線。


「苺ジャムから苺をひくと」をどう解釈するか。



 苺ジャム−苺=ジャム=シャム=タイ(国)


タイ!!! 


なぜ反応するかっていうと、代筆も代作も「タイ」で始まるから。

タイ残=タイ3=タイ1.2=代筆



「あこがれ」「はこ下れ」=「はころ」=八五郎

落語「妾馬」です。和製のシンデレラ。


シンデレラも「代筆」も、この作品及び作者のことだろうと思ったけど、「年寄りの」がスッキリしない。

「の」の読み方が多すぎる。

直近の芥川賞作家の作品タイトルで、「の」=丸=がん=寛

の消=芥川賞 があったなあ……、


「年寄りの」消=「年寄り」芥川賞?


そういえば……とググってみた。



黒田夏子

abさんご


「abさんご」のあらすじを読んだら、幼い頃に親が亡くなるというのが「あこがれ」とかぶるのです。



「あこがれ」に「夏の扉」が出て来るし……。お婆ちゃんも登場するし。


第一章の冒頭が、意味深です。


 フロリダまでは213。丁寧までは320。教会薬までは380で〜


ずらずらと「3桁の数字」が出て来る。



黒田夏子さんに「感受体のおどり -350番-」がある。



もう一つ、悩ましいのが、やっぱり村上春樹さん関連が出て来るのです。


第二章 文庫P.166

草をぷちぷちむしりながら〜


「ノルウェイの森」(上)P.152

あいかわらずぷちぷちと草をむしり〜



こんな細かいこと、普通は気づかない。
私はこの場面を「細雪」の「巻貝(タニシ)」関係と読んだから記憶に残っていた。


火事のシーンもちょっとイメージがかぶる。


これは、黒田夏子さんの作品を読んでみないと解りません。


が……「abさんご」って、なんか、脳がミシミシ来そうで、読みたくなーい。


私的に、「あこがれ」の最大のポイントは、ヘガティーというあだ名。

学校でオナラをしたら、それが紅茶の香りだったから。

こうゆうセンスの作家が書いた作品ということです。





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by ukiyo-wasure | 2018-11-17 14:34 | 詩・文芸 | Comments(0)

「ヘヴン」Vシネマ?



「ヘヴン」です。

天国という意味。2009年「群像」が初出。


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これは、読みやすい普通の文章で、ホッといたしました。


あらすじはコチラ。

「ヘヴン」

中学生のイジメの話です。
いじめられっ子の男女が手紙のやり取りをしたりします。


はっきり言わせてもらいます。



まったくリアリティなし!

こんなの、ありえへーん!


でね、それがワザとやっている感じプンプン。

臭い長ゼリフも、ロンパリとかいう死語も、何もかもが不自然すぎる。


中学生ネタといえば、深沢の「変化草」
これは、真相はテレビドラマでした。


「かげろう囃子」は芝居、石原慎太郎の「鱶女」はアニメ、「処刑の部屋」は映画、「完全な遊戯」はブルーフィルム。


これら同様、何かの撮影のように読めたのです。


「ロンパリ」とか全裸、残酷なシーンがあるからテレビドラマじゃない。


そこで題名です。


「ヘヴン」は、二人で美術館に行って、女の子(コジマ)の好きな絵のタイトルという設定。

「ヴ」を強調する場面がある。

ここでピーン。

ヴ=V 和歌のテクだと、「ゔ」=うい=V


なぜ「絵」を登場させたのか。

「へ」==かい=下ひ=ふ=二=じ=

「ン」=これはそのまま「ソ」と読む=鼠=


「しね」の間にVで「Vシネマ」


ちょっと苦しい?


ヒントと思われる描写。


主人公の義理のお母さんは、彼が六歳のときやってきた。


母さんはそのときとまったく変わっていないように見えた。七年前とおなじ髪型をして、太りも痩せもしないで、おなじかたちにしか見えないようなスカートをはき、靴下はいつも足首のところでおなじ太さに折りかえされていた


アリですか?


教室で同級生の百瀬の描写。

僕は百瀬のときおり動く背中やひじを見ながら、それにあわせて流れてくる口笛をきくともなしにきいていた。なんのメロディかはわからなかったけれど、それはかすれも途ぎれもしない、完璧な口笛だった。立って教室をでることもできたけれど、なぜだか僕はそうしなかった。


百瀬くん、小林旭か!口笛の音、録音だからでしょ。

気になったのが女の子が持ち歩く「ハサミ」の意味。

カット?編集?


読解力に自信のある方、ぜひ読んでみてください。




*追記

よく考えると、冒頭からして変。

2時間目と3時間目の間の休み時間。主人公は筆箱の中に手紙を発見。
いじめっ子からの嫌がらせだと思う。
これが、同じクラスのいじめられっ子、コジマからと後でわかる。
1.2時間目は入っていなかったのに……。

いったい、いつ入れたんだ!


2009年の作品ですが、設定は1992年です。

なぜ、こういうややこしい設定なのか。

コジマの実父は経営する工場が潰れて、一家は貧乏のどん底。その後離婚。彼女が小学生の頃です。日本はバブルのまっただ中でした。
こうゆう不幸が続出するのはもっと後です。


コジマが主人公の髪を切るシーンも怪しい。

小学一年から使っている工作用のハサミで、まとまった髪束をジョキッと切れる?


純文学ではなくミステリーファンの皆様、作者のトリックに挑戦するつもりで読んでみてください。



ああ、それと、「やれやれ」「くすくす」「(喩えとしての)むすびめ」「ハンカチで口をふく」などは、ハルキストにはおなじみワード。

「スノードーム」もちょい気になった。

安西水丸さんがコレクションしていた気が……。


*「中の人」が村上春樹さんということではなく、最近は、春樹さんの「文体模写名人」がいる気がしてきています。

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by ukiyo-wasure | 2018-11-16 04:24 | 詩・文芸 | Comments(0)

「国境の長いトンネルを〜」の主語は?



「わたくし率イン歯ー、または世界」から。

引用します。


青木は、雪国という昔の日本の小説の、〈国境の長いトンネルを抜けると雪国であった〉、という書き出しをお母さんに見せて、この文章の主語はなんだと思いますかと聞いたのです。これは、とても素敵な文章で、この文章だけは他の国の言葉にはうまく訳せないのだと、青木は笑いながらいいました。この文章の主語は、トンネルをくぐってゆく列車でも主人公の島村という男でも、ないよ。青木はそう云いました。



「管狐」の「管」関連トンネルを出したのでしょう。

でも、主語がないという「日本語独特の表現」には、へぇ〜って思った。

言われてみるとナルヘソ。



国境の長いトンネルを抜けると雪国であった。



さあ皆様、主語は何ですか?



「トンネルを抜ける」が気になりますが、述語は「雪国であった」ですよね。



国境の長いトンネルを抜けると、そこは雪国であった。


って、ことですよね。


こうゆう曖昧な表現は、日本語独特なのでしょうか。


窓を開けると月夜だった。

風呂に飛込んだら水だった。

背後から声を掛けるとノッペラボーだった!


こんな感じ?



*追記

この一文を肉体と考えると、なるほど、小説のように「入れ子」状態かも。

列車でトンネルを抜ける「私」の中に、「雪国だ」と感じている「私」
そして「雪国である」のは、どっちの私でもなく「その場所」

うーん、病気になりそう。

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by ukiyo-wasure | 2018-11-15 16:11 | 詩・文芸 | Comments(0)

「感じる専門家 採用試験」合格オメ!!


「わたくし率〜」にくっついていた短編です。

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2006年「早稲田文学」が初出。


・筆記試験です
・実地試験です
・試験結果です


と、三章に分かれている。


読んだ人はお解りでしょうが、例の、あの、目の前にいたら「張り倒したくなる」文体。

よくもまあ、こんな支離滅裂な文が書けると関心します。

これも「作家の腕」なんでしょうね。

過去には三島の「夜の車」などありました。


ここまで書ければ、この試験は合格でしょ。


なぜなら「そういう人」を募集しているのだから。



題名の解読です。


「感じる」=本当は「感ずる」

「ず」がない=図がない

「図がない」を辞書で引くと「法外だ。途方も無い」
「法外」を辞書で引くと「理屈の通らないこと。並外れ」


お解りでしょうか。


そういうものが書けるプロ。そういう演技ができるプロを募集ということです。


二人の女性が登場しますから、この人たちが受験したのでしょう。



「試験結果」や如何に!


「結果」も、とことん支離滅裂な文章です。


が、最後に注目。


〜完全な、母というものがある蒼茫へ、〈私〉は生まれにゆきたい。



「生まれにゆきたい」=正しくは「生まれたい」


「にゆき」が余計です。


ここで「和歌のテクニック」登場!


「にゆき」は棄





にゆき=二行き=二ひき=字引=辞書=二女


=き=「か」と「く」の間です。

=あい=合 棄=合かく



「にゆき」は棄=二女は合格!!



これも、スゴ腕かつ、古典文学に精通していないと書けない作品だと思う。

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by ukiyo-wasure | 2018-11-15 12:40 | 詩・文芸 | Comments(0)

「わたくし率イン歯ー、または世界」主人公は狐つき



「わたくし率イン歯ー、または世界」

芥川賞「乳と卵」より前の作品です。


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題名から想像がつくと思いますが、主人公の支離滅裂なしゃべり(思考)が炸裂して、途中で投げ出したくなる。

私自身は「奥歯」であり、脳ではなく奥歯で思考しているとか。

「あなたたちの恋愛は瀕死」のノリで、もっと強烈に錯乱が炸裂!

どういう感じかはAmazonのレビューをご覧いただければ解るかも。

多くの人の感想がイミフ!です。



苦痛ながらも読み進みましたら、途中で「もしかして…」となりました。

「憂国」と同じ形式?

「憂国」は天の邪鬼が取り憑いている状態でした。


「一人称」の中に「私」が二人いる状態。

この小説の場合は、天の邪鬼ではなく

歯科助手の同僚三年子にも「入っている」と思われます。

そう思って読むと、なかなかに味わい深い。


取り憑いている狐ですが、タダの狐ではない。


題名を解読してはじめて解ります。


わたくし率=私立 イン歯ー=入試棒



「私立入試棒」とは何?


 パイプでしょ。コネとも云う。


パイプは「管」



または世界=orよかい=尾ある妖怪


題名の意味=管狐(くだぎつね)


管狐とは




最後の方で、「サンダルを脱いで裸足」のはずが、いつのまにか、真夏なのにシープスキン(もこもこ毛)の靴、マフラーを巻いた姿に!!


そのつもりで読むと、狐妖怪っぽいところが随所に。

動物みたいに跳んできて〜

きえ! という鳥の胃が潰れたような発声〜


「乳歯」が抜けて永久歯が生えないことを心配するエピソードも。

ラストの一語が「おだいじに」……尾、大事に?






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by ukiyo-wasure | 2018-11-14 22:48 | 詩・文芸 | Comments(0)

「あなたたちの恋愛は瀕死」舌噛んだ!


「乳と卵」について、人聞きの悪いことを書きました。

文庫には、もう一作、ごく短い作品が載っていた。

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「あなたたちの恋愛は瀕死」


タイトルから感じられる通り、脳がミリミリしてくる文体です。

川端の「美しい日本のワタクシ」と、いい勝負の変な日本語。

ワザとでしょうけど。「蛇の穴」のお嬢様のしゃべりみたいな感じ。

三人称なんですが、主人公は「頭大丈夫か」っていう女。

脇役で、ティッシュ配りの若い男性


「女」が新宿の街へ。

デパートや本屋を「性や恋愛」を考えながら、めぐる。

行きずりの男との関係ってどうなんだろう?みたいな。


最後ね、自分からティッシュ配りの男性に、肩を叩いて「へーい」と声を掛ける。

逆ナンですね。


すると男性。引用します。

 男は不意に肩を叩かれて、振り向いたときに灰色に浮かびあがるぞっとするような女の顔があったので、その瞬間に何もかもが吹き飛ぶような映像が見えて〜


男は女を殴り倒す。

女は道路に叩き付けられ気を失う。

バッグの中身が散乱。悲惨な状況に。


一読後、この女は病んでいるとしか考えられなかった。

先入観というのは恐ろしい。

題名の解読をして、はじめて真相に気づきました。



「あなたたちの恋愛は瀕死」


早口で三回言ってみて!!

舌噛みそうでしょ。


 舌かんだ=下神田=東京(山手線)


これに気づくのに、どんだけ悩んだか。

そして「東京」です。


 東京=トンキン=ドンキー=ロバ=老婆


主人公の年齢を、先入観で、まあ、歳いってても四十以下と無意識にイメージしていた。

だって、ナンパされる気満々なんだから。

老婆と思って再読すると、すべて納得。

ぶつかった若い女の「見下した笑い」とか。

厚化粧でお化け状態だったのでしょう。

ティッシュ配りのお兄さんがビビッた理由にも納得でしょ。


いやあ、スゴい。

年齢のトリックには初めて会った気がします。





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by ukiyo-wasure | 2018-11-14 03:40 | 詩・文芸 | Comments(0)

「乳と卵」ステロイドにご用心


なぜ唐突に「乳と卵」なのか。

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何度も書きますが、文学賞なんか信じないゾ!ってことなのです。

芥川賞の題名をざーっと見ていて、ピンときました。


「ちちとらん」と読むらしい。


パッと見で「ニュートラル(ン)」

ふーん、が無いんだ。ってノレにもなるし……。

ノし=のし=アワビ=ハワイ=常夏=エイ(源氏)


  エイ消=A賞


ということで詳しくは以下。



文体が、村上龍「紋白蝶」「ペンライト」などにそっくり。

「作った文体」です。

男性作家が「一人称女子」で書く時にやりそうな文体。

「なんとなくクリスタル」とかね。



主人公と、姉の巻子、その娘緑子の三人がメインの話。



緑子(巻子)の家に「生理用品ない」というエピソード。

これで「巻子の性別」がテーマだなって解った。

じつは「男」だろ!って。


今まで何作品も出会いました。

そういう前提で読み進んだら、銭湯に行ったわけ。

姉妹で「女湯」です。

湯船の中で「緑子を生んだ」という話をする。

何? マジか!



巻子=男という仮定はガラガラ〜



じゃあなぜ、巻子には生理がないのか。


「日蝕」や「馬美人」「ふたなり」系?

と思ったけど、どうも辻褄が合わない。

すると大ヒントが出てきた。


これだ!

謎はすべて解けた!


巻子は「咳止めシロップ」を大量に飲んでいる。

「咳止めシロップ」は、多量に飲むと「多幸感」。

ドラッグがわりに飲む人がいるらしい。

恐いのは、ステロイドという成分が「男性化」させるらしいのです。



巻子は、薬の副作用によって男性化している。


これが真相でしょ!



それで乳房は小さくなり、生理も来なくなった。

娘には「気持ち悪!」がられる。


ニュートラル=中性って意味ね。


じつに恐い話なのです。


駅のホームで「豆乳を飲もう」というシーン。

豆乳は女性ホルモンだからでしょ。



と、まあ、ものすごく深く、構成に凝った作品です。


「ステロイド剤による性別の変化」を描こうと思って、こういう表現ができるのは、芥川か谷崎レベルの神作家だと思う。


もう完全にゴーストを疑っているワタシ。


文庫本P.31

と云いながらわたしは親指の爪で左の人差し指の甘皮を押し下げながら、



「ダンス・ダンス・ダンス」23章

マッチ棒で爪の甘皮を押しながら言った。












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by ukiyo-wasure | 2018-11-13 21:48 | 詩・文芸 | Comments(0)