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カテゴリ:美術( 316 )

北斎「乳母が絵解き」蝉丸

ということで、続き。「乳母が絵解き」の蝉丸さん。


百人一首10番


  れやこの 行くも帰るも 別れては
       知るも知らぬも 逢坂の関


解釈は前記事で。



版下絵なので見づらいのですが。

この版下絵を版画から復元したのが、日本人ではなくフランス人。

感謝しなくちゃいけません!

よーくご覧ください。

気になること、ありませんか?

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これ、どうでしょう。

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この木が、このまま成長したら、どうなるの?


「木の成長が心配」→「子の成長が心配」


この時代は、疱瘡や麻疹は、子どもが命を落とす恐い病でした。


疱瘡は、なおっても「あばた」が残って、女子の場合、結婚と持参金をからめた川柳などが一杯残っている。



もう一つの「あれ?」は、総髪のこの人物。
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背景の人たちは「笠をかぶっている」のに、この人は「背中に」



「負う笠」=おう瘡=疱瘡



さらにコレ。
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ヒゲを抜いているのか、いじっているだけなのか、よく見えませんが……。


「ひげ」=江戸弁で訛ると「しげ」=四家


と、まあこうゆうこと。








by ukiyo-wasure | 2019-07-09 11:52 | 美術 | Comments(0)

「富嶽百景」これも死ぬほど悩んだ!

研究者の皆様、この絵のタイトルをどう解釈しましか。


画集の活字では、
    
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 山の下に



漢字検定一級でも読めないでしょ。


こんな漢字はないのですから。


印刷屋さん、ご苦労お察しいたします。


散々調べて、ベトナム語に似た文字がありました。


早く気づくべきでした。


絵の解釈はコチラ。

「永遠の仔」は「富嶽百景」好プレー編(その1)



   毒瓜=読無理


by ukiyo-wasure | 2019-06-12 23:39 | 美術 | Comments(0)

「富嶽百景」アナタは試されている(その9)



「永遠の仔」第十四(2)がこの二枚です。

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どちらも「樒(しきみ)」「源氏」の「手習」を表している。

小説の方は置いておきます。

右の絵だけ、よーくご覧ください。

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「絵」として「構図」はいかがでしょう。

絵や写真に詳しい方、どうですか。

相手が天下の「北斎様」だからって遠慮はいらない。

自分なら、こんな構図ありえへーん!とかね。








はっきり言って、松が出しゃばり過ぎ!ジャマだぞ!

主役は富士なんだから。



木がジャマ=子がジャマ=守り見ず=森見ず


「木を見て森を見ず」という諺があるでしょ。


「森見ず」だから、諺の反対で「木見ず」



「木見ず」=木みつ=樒





by ukiyo-wasure | 2019-06-12 16:26 | 美術 | Comments(0)

北斎先生、松下村塾にダメ出し

この絵です。
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前の記事です。


北斎のイタズラ心「能ある虎は…」


これも、絶対に、この先があるはずだと考えました。


北斎85歳というと幕末ですから、何かと混乱していた時期。

えーと、1845年ですね。


最近人気の吉田松陰。


竹の上にいるから「松」を表している?

寅=インと読む。

これは松陰と関係ある?


と調べてみたら、松陰さんは当時まだ15歳。


「松下村塾」といえば松陰ってことになっていますが、創設者はこの人。


玉木文之進


「松下村塾」の教えは「酒も煙草」もダメ!


だそうです。

こうゆうのを、江戸っ子は「野暮天」という。

そんなこんなで、この絵は「玉木文之進」の教えへのツッコミと読めたのでした。


竹=松の下=松下
虎=木
住む=寸
寅が月見=次見=卯=野兎=宿=塾


これで「松下村塾」


牙=木場=深川に来ても、酒も煙草もやらないもんだから、


  松下村塾=娼が損宿


 



 


by ukiyo-wasure | 2019-05-30 00:58 | 美術 | Comments(0)

武士道とキリスト教

「源氏物語」を思う度に、イメージがキリスト教なのです。

死=神の国へ行くという発想。

「源氏」の表のストーリーでもそんな場面がある。

あくまでも「仏教」ということになっていますが。

「源氏」が「死」の物語で、「暗夜行路」「和解」「細雪」と、「死因の物語」が受け継がれている。

一方で、芭蕉や其角などにキリシタンの影がちらつく。

大高源吾の仇討ちを「殉教」ととらえていると思われる句がある。

北斎も雅号が卍。北斎=写楽の絵にも十字がいっぱい。

クリスチャンの新渡戸稲造が「武士道」を書いている。


キリシタンも武士も「死を恐れない」という発想が一緒。

それで、この絵。

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前に書いています。

この北斎、どうでしょう。(弘法大師)


「場面混合」のダジャレかよ!


ってことで終っていますが、北斎には絶対にこの先があるはず。


じつはこの絵、「葬送」のラストの章と一致という読みです。

「旧約聖書」の「ヤコブと天使の闘い」が出て来る。


前々から、景教(キリスト教)が日本に入って来ているのではないかと思ってはいた。

そしたら「弘法大師」と景教を結びつけた説が結構あるのね。


戦国時代のイエズス会とは違うキリスト教です。

そのことを、この絵は表しているんじゃないかと思ったわけ。



 場面混合=アーメン混合



弘法大師をありがたがって、キリスト教を排斥しようとする当時の坊さんたちをバカにしている絵か、

もしくは、弘法大師の方を「民の利」を考えていないと批判しているのか。


「弘法大師修法図」=公の利大事、バカ坊主


*修=しゅ=朱=あか=バカ 



「葬送」「アントワープ大聖堂」が出て来ます。「フランダースの犬」でおなじみ。



「アントワープ」=ワン(犬)とワープ



空間が歪んでいるっていうギャグ。


場面混合です。


どっかに、仏教とキリスト教の混合が描かれていないかと捜しました。


ドミノに凝るエピソードがある。

ドミノにそっくりなのが中国の天九牌



ここから想像を膨らまして行くと、景教が、当時の大帝国「唐」から伝わって、都の作り方から漢字、漢詩などの文化も一緒に入って来た。

血縁という繋がりではなく、宗教と文化という繋がりで、日本は唐の支店みたいな状態ではなかったかと思う。

で、本店の唐が滅ぶ。

そうなるとですね、景教を仏教にカムフラージュして、ずーっと守ってきた国が日本。


こうゆう感じなんですが、いかがでしょう。


ちなみに、弘法大師とは

〈8月10日には伝法阿闍梨位の灌頂を受け、「この世の一切を遍く照らす最上の者」を意味する遍照金剛(へんじょうこんごう)の灌頂名を与えられた。この名は後世、空海を尊崇するご宝号として唱えられるようになる。



日本の神話「古事記」と「旧約聖書」って、共通点とかないのかなあ……。







by ukiyo-wasure | 2019-05-28 02:04 | 美術 | Comments(0)

「騎士団長殺し」(19)「写楽」のこの絵

前の記事に「写楽」の「横笛」(おでき)は「魚の目」と書きました。

この絵です。

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「敵討ち」の場面で「逢う敵」=「横笛」

目に注目。
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向って右目が「魚の目」です。



で、「騎士団長殺し」19章がこの絵。



タイトルが「私の後ろに何か見える?」


東北の街、ファミレスで「何者かに追われている女」に逢う。


テーブルに向かい合って座り、彼女が言う。


「私の後ろに何か見える?」


入り口の方が見えている主人公は画家。


入って来た男の顔をシャーペンで描いて女に見せる。



「私の後ろ」とは何か。

「私」=I=い

「五十音」で「い」の後は「うえおかき」=笛を描き

笛は「てき」=敵にも変化


 敵を描き


この章には、拘置所とか「監視カメラ」をイメージさせる描写がある。


監視カメラといえば「魚眼レンズ」


ラストのフレーズ。


 おまえがどこで何をしていたかおれにはちゃんとわかっているぞ、と白いスバル・フォレスターの男が言った。


*アンダーラインの部分は傍点で強調してあります。







by ukiyo-wasure | 2019-05-27 16:53 | 美術 | Comments(0)

「永遠の仔」は「富嶽百景」第一章(7)暗号の意味(続き)

続きです。

前の「宝永山出現」の絵ですが、その前にこの絵。

噴火で「宝永山」が出た瞬間です。

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私はコレを「爆風」=幕府=葵=キノコ


と解読していた。というのは、コレの前が、
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こうゆう感じで、「キノコ(葵)」を表す絵だったから。


ところが「永遠の仔」で、奈緒子が男ではないかと疑っているうちに、この絵も「横笛」=おでき=痔じゃないかって思えて来た。

何を表しているかというと「徳川光圀」水戸黄門様です。

「キノコ」=幕府(徳川)の後に、「脇にボコッ」。

山下=三家とも読めるし、黄門様は男色女色両方OKだったらしいし……。


なぜか兄を差し置いて世子に。


歴史に詳しくないので、いまいち確定できません。


そんなこんなで「天童荒太」という暗号みたいな筆名。


「天倒、笑った」=痔、笑った!


と、読めちゃったり。


この絵には、北斎のギャグセンス全開の、大笑いの「解」がありそうなんですよね。


パズル、美術、文学、日本史に興味ある皆様、ぜひ考えてみてください。



by ukiyo-wasure | 2019-05-27 14:18 | 美術 | Comments(0)

「永遠の仔」やっぱ「富嶽百景」だった!

前の記事に書きました。

平野啓一郎「モノクロウムの街と四人の女」散りぬるを


図書館で第一巻だけ借りて来ました。

「序」を読んだだけで、バッチリでした。


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最初しか読んでいませんが、三人が険しい山(霊山)に登る。

行者が登る様な道を敢えて選んだ。

が張ってありそれを伝って行く。

頂上に着くと少女は「光る人」を見る。

そこに突然「サングラスをかけた男」が現れ、「あれは君自身の姿」だと言う。

ブロッケン現象というものらしい。



これだけでもうバッチリ。

「富嶽百景」は「源氏物語」です。

「源氏物語」は「死因」の物語。


「永遠の仔」の「序」は「富嶽」の最初です。

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この三つの絵で「蛇」を表している。


順番にいきます。

1. 「女神」は「鏡」を持っている。

 「鏡持ち」=鏡餅

 鏡餅は「白い餅」を「大小」重ねます。

 白大小=青大将

 昔は青=白。実際の色ではなく、未熟というような意味。


 小説の方にいきなり登場した「サングラスの男」が「青大将さん」かと。

 
 超古いネタですが、


これが「青大将」田中邦衛さん



2. この人に注目。
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 「讃書かし」=山かがし

 「かがし」は蛇の意味だそうです。

 だから「山蛇」=三者

〈男は少女に人差し指をつきつけ〜〉という表現も。


3. 役(えん)の行者です。

 少年たち同様、険しい道を通って頂上を目指す。

 
 「役の行」=円の行=輪の連なり=

 「者」=じゃ=

 「クサリヘビ」を表している。

 マムシもクサリヘビの仲間なんですね。



サングラスの男を突然登場させて、すぐ消してしまうところなど、メタファーだなあって思います。


五冊ありますが、Amazonして答え合わせをしようと思います。



北斎といえば「富嶽三十六景」もあります。

「海辺のカフカ」がコレなんですが、読んだ頃は北斎がどんな人かあまり知らなかった。「歌舞伎」がテーマだということだけ解っていた。

あとは「三十六景」が「逃げる」に掛かっているのかなあ…程度。


時代背景を考えると、富士=武士とも思える。


「百景」も、百=桃=逃。「逃げ」と読める。


「武士道とは死ぬことと見つけたり」とかなんとか、カッコいいことを言って、農工商の上に立っていたのに、黒船からは「逃げた」ってことか。


戦がない時代が続くと、いくら武士でもねえ、労働しなくていい分ヒマでしょうから。若者はチャラチャラしちゃうのは当たり前ですよね。




それと、「散りぬるを」は太宰の代筆ってことでしょうね。


「禽獣」も太宰だと思うから、川端のあの態度は絶対に許せないよね。わかるわかる。


  



by ukiyo-wasure | 2019-05-26 13:41 | 美術 | Comments(0)

北斎「ぎやうとく〜」アナタは試されている(その7)

「ぎやうとく〜」つまり「行徳塩浜より登戸の干潟を望む」という長ったらしい題。

「洋風版画」の一枚、手もとの画集では最後の一枚です。

これも左の「虎柄」が気になる。
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見えにくいので、この部分、アップでどうぞ。

飛んでいるのはですね。

絵を描いている皆様、どうでしょう。
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ここでまた、最近はちょっと「ちょーしこきぎみ」の不良少年A君の意見を聞いてみます。




「はぁ?鳥なわけないじゃん!自衛隊のインパルスでしょ。鳥居よりデカいんだから」





  鳥居ニ小、雁大は変


その心は、


 攘夷に商館、清にアヘン



かなり無理矢理ですが、

アヘン戦争のことです。攘夷は、日本ではなく清の政策ね。


主語は「西洋画」=西洋が



「大」=多=タ二

 =六(七夕で七の下)=上戸=

 =獅子(ネコ科)=眠れる獅子=



「吾妻橋」のときの「眠れる虎」が、この絵では「毛皮」だけになっているように見えるのですが、皆様いかがでしょう。



*「干潟」関連で「潮位」=攘夷と読みましたが、「朝意」と読めば意味はさらに、幕末史の秘密に迫ることに。

日本史に興味のある方、ぜひ、北斎を解いてみてください。









by ukiyo-wasure | 2019-05-18 11:44 | 美術 | Comments(0)

北斎「くだんうしがふち」オバケ出たーっ

北斎「くだんうしがふち」

「洋風版画」の一つです。

この絵は、ずっと「気味が悪い」と思っていました。

やっぱしねー。オバケが描かれていた。

探してみて下さい。

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見づらいのでアップ。
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解りましたか。

コイツです。

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「オバケが居」

オ=欧

=八=下九=が食う

=毛=もう=

が居=飼い


  欧が食う牛飼い


あるいは、

「オバケ毛深い」


  欧が食う牛も不快


いろいろに読めます。

いずれにしても、「牛」がらみで西洋人の悪口かなって思う。


by ukiyo-wasure | 2019-05-18 02:17 | 美術 | Comments(0)