北斎「扇持つ立美人」この人は玉虫御前

北斎「扇持つ立美人」です。

一見、何の面白味もないフツーの絵。……なんですが、よく見て下さい。
b0230759_22263914.jpg

鳩胸だって思いません?

特徴といえば、ソレしかない。


解説はコチラ。

b0230759_22263678.jpg

北斎さん、すっごいヒネッてます。


「はとむね」の「と」を「金になる」=気になる。


芭蕉の「隣は何をする人ぞ」の「気になる」です。


「ハ気になるむね」=矢気になる船


で、「扇」が重要なアイテム。



これはもう「屋島の合戦」の「扇の的」でしょ。


矢が気になるのは、平家側の船です。


「平家の船」=「平家(ひらや)の棟」



「棟」っていうのは屋根の合わせ目


ほとんどが切妻ですから三角です。

側面から見ると「へ」の字


「への字」は「お部屋様」のこと。

「お部屋様」とは正妻のことです。


ああ、この女性は若いけど「奥様」なんだ。

……って解釈しました。



これが大間違い!!


「だから何?」ってレベルのことを北斎さんがするわけない。


「への字」=絵の字=讃


で、この絵には「讃」がない。


そういえば、上方がのっぺり。


「さん」無き=蛹(さなぎ)



勘の良い人は、解った?


平家の船から小舟に乗って、扇の的を射ってみな!と挑発した女性、名前知ってますか?


玉虫御前さんでーす。


またの呼び名が「玉虫の前」


タマムシは甲虫の仲間。


  さなぎ=玉虫の前


ヒネリ過ぎでしょ。


題名いきまーす。

 扇持つ立美人=せん・じつ・たつ美人


 船につっ立つ美人=玉虫御前



*余談ですが、深沢の解読してたとき、不動産用語では、「平屋」ではなく「平家」と書くって知りました。

「小さなロマンス」だったか、犬が出て来る話。これが、「平家」と「平屋」を掛けている。

その後も、「平家」を「平屋」に変換するテクがでてきた気がする。

だから、これが三回目。

















# by ukiyo-wasure | 2019-02-21 01:47 | 美術 | Comments(0)

「棄」と「捨」の違いに悩む!


今まで散々、和歌のテクニックとして「棄」「捨」を登場させてきましたが、どう違うのかサッパリ。


 目に青葉 ほととぎす 初鰹


明らかに、

 
 目に青葉 耳ほととぎす 初鰹



でいいじゃん!


「は」「山」はいらない→は山棄=破産来


「青葉」はそこらにボシャボシャ生えている木ではなく「万年青」とかの盆栽ね。


*さらに深読みすると「鼻がない」→「女遊びにも散財」

 ほととぎす→初音→鼠→利休→茶道具。其角の「うぐいすの身を逆さまに」の状態に。




というこで、


「余計な文字」を「棄てる」場合=




一方、


 たふと 青葉若葉の 日の光


ホントは「あたふと」


本来の姿から「な」が捨てられている。

こうゆう場合は「名を捨てて」=「捨」を使う。


ずーっと、現代のメタファー文学の方々にも、このルールが守られている。


「捨」=車=カー とかね。


「棄」=すてるべきもの?

「舎」=すてちゃったもの?


元々は中国語ですから、きっと意味がちがうんだろうなあ。

# by ukiyo-wasure | 2019-02-20 12:37 | 言葉 | Comments(0)

北斎「矢細工師」辞世カッコいいじゃん

北斎「矢細工師」です。

b0230759_01383366.jpg

解説はこちら。

b0230759_01383349.jpg

まず、じつに頼りない、細い矢です。

なぜか「赤い」

「赤矢」を色々に読んでみる。

借家とか、扚子とか、和菓子、我が師……で「明石」と読んで、ん?

頭へ目が!

b0230759_01404697.jpg

ほとんど髪がない!


  明石=タコ


そうして、やっぱ気になるのがコレ。

b0230759_01394994.jpg

ハサミ。じつに怪しげなのでございます。


はさみ、あさみ、あざみ……ピカッ! 



  棄はさみ=鬼あざみ


ピカッ! タコ…坊主…鬼坊主?



 鬼坊主清吉か!!!


鬼坊主清吉



 武蔵野に名もはびこりし鬼薊(おにあざみ) 
  今日の暑さに乃(かく)て萎(しお)るる
  


  矢細工師=死罪詠じ



深沢七郎に「かげろう囃子」という作品がある。

主人公が清吉

解読したとき、鬼薊清吉を知りました。


絵では竹が火に炙られ、鬼坊主さんは炎天に炙られた。




# by ukiyo-wasure | 2019-02-20 02:14 | 美術 | Comments(0)

北斎「羅漢」平賀源内?

北斎「羅漢」です。
b0230759_22255961.jpg

「羅漢」が3図載っていて、まとめて解説しています。106図の部分だけ切り取りました。

b0230759_23161382.jpg


この絵については「禁色」の記事で取り上げました。

「せむし」ではないかと。

この背中、どう思われますか。


「せむし」=背虫=北月虫

北=黒=こく=石=米

*聖人の証である背後の輪っかは「月」にも見えます。


 北月虫=コメツキムシ


コメツキムシの特徴は「死んだふり」だそうです。


「羅漢」は、本当は「阿羅漢」

「阿」がない=墓ない


ということで、当時、「死んだふり」をした人を調べました。


司馬江漢と平賀源内。



平賀源内に一票!


平賀源内

この人はスゴいですね。
北斎周辺の文化人はみんなスゴいけど。


一応、お葬式はしている。

絵をご覧下さい。「草敷き」=葬式

でも、正式な「墓がない」=「阿」がない。



以下のアップご覧ください。
肌の色、ピアス、ブレスは、西洋人でもない。

b0230759_23251631.jpg


雅号の一つ「天竺浪人」にピッタリです。

*天竺=インド



コレはどう思いますか?


b0230759_22583128.jpg

黒すぎる煙です。

北=黒を表すとともに、

何を燃やしているんだ。油系?

この器は何? 手が熱くないの?

火浣布(石綿)の器か、源内が発見したっていう。

あと、稲妻がピカッてます。

エレキテルを表してる? 



有能すぎる源内さん、外国へ行っちゃったのかもと思ったり……。


同性愛者と書いてあるけど、「禁色」がこの絵からの着想の可能性が5%くらい残る。

「お化け組」の人たちは全員、「裏源氏」を知っているから、「北斎」「写楽」は、とっくのとうに解読済みのはず。






# by ukiyo-wasure | 2019-02-19 23:29 | 美術 | Comments(0)

北斎「夜鷹」アイテム違うでしょ!

北斎「夜鷹」です。

b0230759_17064996.jpg

解説はコチラ。
b0230759_17051026.jpg

この絵、パッと見でツッコミたくなる。


  夜鷹は傘じゃなくムシロだろ!!




「魔女に箒、夜鷹に筵」という諺が。


……あるわけないじゃん。


それと、やっぱ「後ろ姿」は絵として納得できない。

日本人離れしたスレンダー美人に描いて、美人だろうなあ〜って幻想を抱かせるワザは、さすが北斎さんですが。



 傘脇、後ろ様=傘は棄、ムシロ要



ここまでは解けた。

しかーし、気になるのが「上の方」。


b0230759_17134530.jpg

コウモリが2匹、垂れる柳、うっすらと三日月。


「垂れる柳」は「柳樽」=「誹風柳多留」


ググったら、北斎さん、お仲間でした。


「誹風柳多留」


コウモリ=扇 扇2=選に

月=付き

柳垂る=柳多留


これを「傘脇、後ろ様=傘は棄、筵要」と、どう結びつけるのか。


まったく解りません。トホホ状態です。


「妄想」しますと……

「寛政の改革」で、「柳多留」関係の誰かが「後様」=「御用」になった?

誰かは「傘は棄」で表している。

「御用」になった人といえば、宿屋飯盛が出て来る。

待て待て、天コウモリ=てんこもり。これが飯盛か?

三日月は器の角度だし。


うーむ、興味のある人、考えてみて下さい。





*2019.2.19 追記 謎はすべて解けた!!!


題名の「夜鷹」。これを「夜目がきく」=「嫁が菊」

と、読んだら氷解!


妻が「お菊」といえば「皿屋敷」が浮かぶ。


でも、もう一人、有名な人がいた。


上杉景勝(うえすぎ かげかつ)


・「笑わない」ことで有名=「藁(むしろ)はない」

・参議のご身分=傘棄=さんき=参議

・法名が「宗心」




 柳垂る・扇(こうもり)2・月、藁はない・傘棄


 「柳多留」付き、笑わない参議




上杉景勝本人がいるわけない。


法名「宗心」の「心」=ウラと読む。


北斎の雅号の一つが「宗理(裏)」!



解るなあ。

北斎自身がシャレ名人ですから。

どいつもこいつも、ツマラん句ばっかだ!」

キビシい審査員だったと思う。










# by ukiyo-wasure | 2019-02-19 11:42 | 美術 | Comments(0)