2018年 09月 24日 ( 1 )

石原慎太郎×西村賢太


2012年、新潮社刊です。

西村さんが芥川賞受賞の翌年。

西村さんは、私が疑問を持って読んだ、芥川や谷崎、川端、三島……だけでなく、近代純文学すべてを読んでいると思われるくらい博覧強記な方だと知りました。

書いているものも「すべてお見通し」感があります。


だから、この対談は興味津々なわけでございます。


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西村さんにとって石原さんは、選考委員であり、大先輩でございます。

対談内容から、全作品を読んでいるなと思われました。

「太陽の季節」当時の話題の後、西村さん、「完全な遊戯」に言及する。


よしよし、いいぞ!



「完全な遊戯」私の見解はこちら。
https://tamegoro.exblog.jp/27217261/



引用します。「完全な遊戯」のことね。

石原 余計なものを削ぎ落として、露骨な風俗に徹する。一種のモダン・バレエみたいな抽象的な小説を書いたつもりなんだけど、それを風俗に取り違えるから皆勘違いするんだな。


うーむ。「モダン・バレエ」の意味が解りません。


また、西村さんは「石原さんと三島さんはタイプが似ていると思うんですが〜」


うんうん。三島「月」と「ファンキージャンプ」とか、深沢つながりだよね。


石原さん「ノルウェイの森」をさっぱりわからないと言う。


ふむふむ。なるほど。


まあ、いろいろと収穫がありました。


さらにね、西村さんと同時に芥川賞を受賞した朝吹真理子さんについて、石原さんは「面白くない」という評価。


私は朝吹さんって、全然知らなかった。


西村さん、この本で彼女とも対談している。

パラパラ読みしました。

そして、


 俄然、興味が湧いた!!



西村さんが、「創作方法」をかなり詳しく聞いている。

「構成」というか設計図を作らないという答え。


私の中で、疑念ふつふつ……。

だって、構成大事でしょ。


受賞作の題名「きことわ」

パズル脳が反応しました。ワザトラすぎ!

ご本人は否定していますが、タイトルが絶対に意味を持っているでしょ。

西村さん、なぜヒラガナなのかとか、いろいろツッコんでいる。



ということで、


「きことわ」=鬼子とは


親に似ない子のこと。

読みましたので、感想は次の記事で。





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by ukiyo-wasure | 2018-09-24 20:53 | 作家 | Comments(0)