2018年 09月 21日 ( 2 )

三島「百万円煎餅」何が白黒ショーだ!


超ワザとらしい題名です。

詳しくはこちら。
https://ja.wikipedia.org/wiki/百万円煎餅


これが、ウィキにあるような話なら、どこが純文学や!なのです。

読者や評論家を「なるへそ、そっか!」と喜ばしておいて……。


よくよく考えてみてください。

白黒ショーのカップルが、堅実な生活をするのはあり得るとして、


クラス会に呼ぶとか、常識で考えて絶対にない!



真相は「夫婦マジシャン」。



「百万円煎餅」=加賀に「百万石煎餅」がある。


「石がない」という意味だとピンとくる。

「石」をどう読むかです。悩みました。

 石=真面目=まじ

 真面目を「まじ」というのは江戸時代からあるそうです。



 百万円煎餅=マジ捨=マジシャン



夫が玩具や機械、カラクリに興味津々なのが描かれています。


ぜひ読んでみてください。


これは三島先生、見事にハメられています。


「清子」「切り抜きの提灯」が出て来たから「谷崎筆」に一票。




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by ukiyo-wasure | 2018-09-21 17:04 | 詩・文芸 | Comments(0)

「清水の次郎長」と西村賢太さん


さっき、虎造の「次郎長名古屋の御難」を聞いていたら、


♪落ちぶれて
 袖に涙の かかる時
 人の心の 奥ぞ知られる〜


何十回と聞いているのに、気づかないものなんですね。

西村賢太さんの「落ちぶれて袖に涙のふりかかる」

コチラに書きました。
https://tamegoro.exblog.jp/28514725/


で、なぜ「かかる時」を「ふりかかる」にしたのか。

気になったのです。

小説を読んだときは「語調」が良いからだと考えました。

だって意味的には変わらない。

谷崎が深沢にエールを送っている「瘋癲老人日記」のことだから。


今、解りました。

袖と涙だけでもいいのですが、ここで「降り」を加えることで「なぜ?」と読者に考えさせる。


袖、涙、降り。和歌の方では「縁語」



 縁語=援護



深いなあ……。


 

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by ukiyo-wasure | 2018-09-21 00:44 | 詩・文芸 | Comments(0)