2018年 09月 09日 ( 1 )

高橋弘希「短冊流し」綾音ちゃんの病気は何?



「スイミングスクール」と一緒に載っていた「短冊流し」


第155回の芥川賞候補です。



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主人公は男性サラリーマン。一人称です。

妻と離婚を前提に別居

5歳と乳児の女の子二人がいますが、

乳児は妻、5歳の綾音ちゃんは彼が引き取ることに。

保育園児の綾音ちゃんと暮らしているのですが、

彼女が夜中に「ひきつけ」痙攣をおこし、救急車で病院へ。

原因不明、意識不明のまま入院します。

妻も駆けつけ交代で看病したりもしますが、重篤な状態となってしまいます。


題名の「短冊流し」は、時節が七月で、小児病棟の七夕飾りを用務員さんが川に流しているラストシーンから取っています。



読んだ方も多いでしょう。


最大のポイントは、綾音ちゃんの病気は何?


物凄く悩みました。


上司の「種を蒔く」という言葉と、主人公が気持ちを「絵に描きたい」という言葉でピンときました。


主人公が綾音ちゃんに作ってあげる料理が出て来ます。

朝はしょっちゅう「卵」料理。

病気になった日の昼は、卵粥、林檎ジュース、バナナヨーグルト

スパゲティのエピソード。

ひきつけた綾音ちゃんが自分の手を「ビスケット」と言って齧る。



お解りでしょうか。


食品アレルギーによるショックでしょう。


「種を蒔く人」はミレーとゴッホです。

ずっとね、小麦の種だと思っていたら、どうも蕎麦らしい。


「蕎麦」はちょっと入っていただけで命を落としたりしていますから恐いですよね。


クロスワードのカギでずっと「小麦」のつもりで書いていたから、知ったときはショックでした。


興味のある方はご確認ください。



タイトルの解読、いきまーす。

五色の短冊〜♪=誤食。流し=な・下し=なす


 短冊流し=誤食なす



「ザル」も出て来ますから、蕎麦が原因でしょう。

蕎麦を茹でた鍋を、よく洗わずに「お粥」に使った?

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by ukiyo-wasure | 2018-09-09 01:45 | 詩・文芸 | Comments(0)