2018年 06月 08日 ( 2 )

川端「片腕」勲章泥棒!


前の記事で三島の「接吻」を解読しました。

矢田津世子が「代筆メンバー」の一人だったのではという話。

これを暴露したのが、川端(名義)「片腕」だと推理いたしました。

「散りぬるを」と一緒に文庫にありますから、前に読んでいます。

そんときは、谷崎ではないだろう…ってゆうか、何を書いているのかチンプンカンプンだった。


こちら「片腕」。1963.8ー1964.1の作品です。
https://ja.wikipedia.org/wiki/片腕_(小説)


読み直してみたら、暗示的な表現が随所にありますが、ひとつだけ、解けました。

片腕は爪をのばしていてピンクのマニキュア。爪と指先の間はくすぐったいというエピソード。

・曲げた小指と薬指が、小さな四角い窓をつくり、覗くと赤や金色の粒が見える。


「掌の小説」に「顕微鏡怪談」がある。

愛人の爪のアカを顕微鏡で見て、浮気をチェックするというもの。

主人公の名が「千早」

ここでギャグだと解る。

「千早ぶる〜」のシャレで、

 千早フール 事情(神代)もきかず 断った皮から
  紅(業)に 身くず(みずくの「ずく」がくるっ)とは


ラストは、死体を削り取る(身屑)みたいなホラーです。

が、宴席の「怪談話」。作り話という設定。


「掌の小説」は、ほとんど谷崎が書いたという解釈をしていましたが、この作品だけは、タイトルにオチが見つからなかった。


矢田津世子が書いた気がします。


そして深沢の「無妙記」1965年

東北出身の女性から「私のこごろ」という模造ダイヤのペンダントを貰ったエピソード。


 矢田津世子=秋田出身


「限りなく〜」にも「秋田」は登場します。


ペンダントが何を意味するか。


片腕=下タ・アーム=チアーム=チャーム


チャームとは「ペンダント・ヘッド」のこと。


ペンダント・ヘッド=ペンダント頭=ペンダント盗


 片腕=勲章ドロボー!



私が言ったんじゃありませんよ。

作者の心を読んだらこうなっただけです。


潤ちゃんか、鶏ちゃんか、七さんか……はたまた健さんか。

ちょっと解りません。

矢田津世子の作品と、川端の全作品、三島の全作品を読めば、「ダンス・ダンス・ダンス」の「組織図」が解るかも。




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by ukiyo-wasure | 2018-06-08 22:41 | 詩・文芸 | Comments(0)

三島「接吻」恐っ!


昭和23年。「マドモアゼル」に発表した、ごく短い作品。
誌名から、読者は若い女性でしょうか。

「掌の小説」のスタイルです。


ヘボ詩人がいる。彼は羽根ペンで詩を書いている。
ある時、創作に行き詰まり、何げなく、羽根ペンで唇を撫でた。
彼は、ふと思い立って、ある女性画家を訪ねる。
この画家は「坂の上」に住んでいてモテモテ。
男出入りが激しいが、純粋な心を持ったお嬢さん
詩人は、持参した「羽根ペン」と、彼女が無意識に噛んだ「筆」を交換してもらう。


最後、引用します。

作者がなぜこの物語に「接吻」といふ題をつけたか、わかる人もあらうし、わからない人もあるだろう。それはどちらでもよいのだが、作者はイソップ物語の例の教訓に似たものをおしまひに一寸くつつけたのである。それはかうだ。

「お嬢さん方、詩人とお付合ひなさい、何故って詩人ほど安全な人種はありませんから」



ですね。


「詩人(死人)に口なし」



真意を推理してみました。


「接吻」の「吻」ですが「口が勿(無い)」と読める。


「羽根ぺん」と「筆」の交換の意味するところは何か。


羽根ペン=羽偏=翔=賞

*偏は左側か……じゃあ、こっち?

羽ペン=羽片=アヘン

もっと恐いし!!


筆=腕(作家としての)


一体誰のことか。


女流作家で「坂」の上に住み、実力があり、昭和23年には亡くなっていた人。


実力を買われ、誰かの「代筆」をしていた。


↓この人では?
https://ja.wikipedia.org/wiki/矢田津世子


想像を飛躍させますと、後の川端「片腕」が、この事を書いたのではと思う。


当然書いたのは川端じゃない。


村上春樹さんの「ダンス・ダンス・ダンス」に出てくる六体の白骨のうち、一人は、


  女性で片腕がない



興味のある人は「接吻」読んでみてください。

未来の読者に向けて書いた作品だと思うので。

誰が書いたか。

三島じゃないことは確かでしょう。

潤ちゃん、鶏ちゃん……候補が増えて解りません。




*追記

アヘン=ヘロインは結核の治療薬だったんだ!!


接=腕が立つ女?


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by ukiyo-wasure | 2018-06-08 11:23 | 詩・文芸 | Comments(0)