「ダンス・ダンス・ダンス」が、志ん生師匠の落語がテーマという仮説で読んでいて、もう一つ、同じテーマの小説も入っている気がしている。 その小説が、どうも「掌の小説」限定の気も。 「掌の小説」は、私としては川端の作品とは思っていない。 川端康成という小説家は、私の中では存在しない。 なんつーか、珠玉の「投稿作品」を集めた感じ。 「掌の小説」は前に一通り読んでいる。 「ダンス・ダンス・ダンス」の3章が「弥次郎」で、ウソツキ・詐欺・牢屋がキーワードってことで、「掌の小説」の目次を見てたんだけど、ストーリーやオチを記憶しているのがポツポツしかない。愕然! 行間読みをすると「じつは泥棒」という話もあった気がする。が、思い出せない。(>_<") 今に始まった事じゃないけど……博覧強記な小説家の皆さんの「脳」に驚いているここ数年。人間の脳って、ここまで差があるのかと……。 村上春樹さん、百田尚樹さんの小説は、続けて何冊も読んでいる。 なのに、ストーリーは「まったく」に近い「ほとんど」覚えていないという恐ろしさ。 たとえば「錨を上げよ」。各章三回ずつは読んでいる。 覚えているのは、 ★小学生の又三ちゃんのセリフ「俺の女になれ」 ★替わりがいないのは芸術家と学者だけ。 「永遠の0」は、 ★特攻隊を殺したのは、米軍ではなく海軍 三ヶ月かけて読んだ「幻庵」は皆無。 村上春樹さんの小説も、「どんな話?」と聞かれても、まったく答えられない。 平野啓一郎さん、天童荒太さん、西村賢太さんも同じ。 「百人一首」も、あれだけ付き合ったのに、歌と作者がスラスラ出てこない。 カルタやっても全然取れないと思う。 私の読み方がフツーじゃないのだけれど、たとえば、浅田次郎さんの「蒼穹の昴」 読んだ人に聞きたい! 西太后が時々、小学生のコナン君みたいな「しゃべり」してたの、違和感ありませんでした? 何で、こーゆうリアリティを損なう表現にしたのかなあ〜って気になりませんでした?
by ukiyo-wasure
| 2020-08-30 13:28
| 詩・文芸
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