庭鳥の 卵(かい)うみすてし 落穂哉 「幻庵」第四章「三」です。 前に解釈しているけど、ツメが甘かった! これも、其角と子葉、赤穂事件。 丈和と立徹は十一歳差。其角と子葉の年齢差と一致。 「浪曲」などでもおなじみですが、橋の上で出会うエピソード。 作り話じゃないかも。と、この句で思った。 イマイチ、完璧とは言えない解釈ですが。 ツッコミどころは、何で庭鳥なんだ。鶏じゃね、フツー。 解釈A 「庭鳥」=てい丁=ていてい=てい二=弟子 「の」=そのまま 「卵」=かい=下亥=子 「う」=生=は=葉 「みすてし」=見捨てし 「落」=下く=やま(いろは)=三 「穂」=すい 「落穂」=サンズイ 「哉」=か=下お=顔=元=もと=戻 「落穂哉」=涙 ● 弟子の子葉、見捨てし涙 これの変化で、 「庭鳥」=鶏=下い=ろ=ロ=く=狗=忍び 「涙」=るい=類 すると、 ● 忍びの子葉、見捨てし類 *類→仲間 江戸城内にも「御庭番」いたでしょうし。 解釈B 「庭鳥」=丁丁=丁つがい=庭番 「の」=目 「卵」=下い=の=目 「うみ」=海=かい=下い=の=目 「す」=酢=三=転四=目 「の卵うみす」=四目=絞め 「て」=そのまま 「し」=そのまま 「落」=下く=や 「穂」=ぼ=母=も 「哉」=そのまま ● 庭番絞めて、軍鶏かな 「捨て駒」ということです。 ここから、さらに変化。 「庭鳥」=丁丁=二丁=符牒 「の卵うみす」=四目=読め 「て」=出=山山=三三=六=む 「し」=師 「落」=下九=八=や=野 「穂」=暮 「哉」=そのまま ● 符牒読めぬ師、野暮哉 ヽ(;´Д`)ノ 暗号を理解できず、弟子であり仲間である子葉を助けられなかった……。 橋の上の逸話の、その後かなって。 落語、浪曲は、けっこう真実を伝えている気がします。 前にこんな記事。 大高源吾「明日待たるるその宝船」
by ukiyo-wasure
| 2020-05-04 01:54
| 古川柳・俳句
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