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其角「我雪とおもえば〜」ハードボイルドだなあ


「寅の刻」です。天邪鬼が忍び寄る時間。



 我雪と おもえばかろし 笠の上


以前の解釈は、


「笠の上」=


 わが武器と 思えば軽ろし 竹槍



「笠の上」以外は間違い。



「細雪」の「雪」を、「武器」と読むんじゃないかとの発想はこの句から。



これも「赤穂事件」


俳句は文芸ですから、ロマンチックとゆうか、センチメンタルとゆうか、感情に直接訴えるものと思っていた。



この人たちの句は「数式」みたい。超硬派。


けれど、これが「史実」だと思うと、ゾクゾクくる。


とくに、この句など。



  我雪と おもえばかろし 笠の上



「我雪」=赤酒=赤朱=赤赤=癪癪=癪二=癪持

「と」=そのまま

「おもえば」=重えば=牒(状)得ば


「かろし」=下ろし=はし=歯歯=子葉

「笠の上」=竹=二ケ=逃げ



● 癪持と牒(知らせ)得ば、子葉逃げ。




子葉(大高源吾)が、浅野長矩の病を心得ていたら、死ななくて済んだ。




*追記 2020.2.13


もうひとり、知ってたら逃げたのに。って人。

「高田馬場の決闘」で有名な、堀部安兵衛さん。


何でこんな、落語に出て来る様な名前か知りませんが、本名は武庸(たけつね)さん。

当時のスターです。

ぜひ娘の婿に。てんで、婿養子先が浅野の家来。


運悪い。


堀部武庸


映画「薄桜記」です。

タランティーノ監督、手を伸ばし合うシーン、パクってるでしょ。


脱線しました。


「かろし」=下ろ二=は二=八二=十=二八=武庸








by ukiyo-wasure | 2020-02-11 04:26 | 古川柳・俳句 | Comments(0)
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