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「モンスター」やっと出た!怪し不美子ちゃーん


十、十一、十二章、やっとこさ解いた。


ふぅ〜〜。


第十章「美の黄金比」


美=み

の黄金=き(下ね)きき=さ(三)き

=二ひ=に居



「美の黄金比」=岬に居=岬に住み


岬に住んでいる幽霊といえば「ハムレット」


父親の亡霊です。


そして、


「岬に住み」=身割きに墨(タトゥー)


金原ひとみ「蛇にピアス」




つぎ!第十一章「女神」


これが、林芙美子だと思う。


私が疑ったキッカケが、村上春樹さん。


この章に村上春樹さんの名前が出て来る。



「女神」=め下み=めし

林芙美子に「めし」という作品。


幽霊は、高級なお寿司屋さんのシーンがヒント。


「めし」=しゃり=野ざらし


「野ざらし」といえば小野小町


この章には「傾城」がナンチャラ〜。


能の「通小町」で小町の幽霊


「放浪記」にも掛かっているし。



*オマケ 打首獄門同好会「日本の米は世界一」




さてさて、十二章「結婚生活」


思い切って飛びました!


ぴょ〜〜ん


細かい事はポイして、


「結婚生活」=子はかすがい


子どもができなくて、離婚しちゃう話。


子はかすがい=子は下すがい=子はよがい=子は妖怪(バケモノ)


冒頭で村上さんというシェフが、


「あと半年、よろしく〜」と言う。


落語の「もう半分」でしょ!


志ん生師匠もやっていますが、怪談嫌いだからあまり聞きません。


小川洋子「妊娠カレンダー」


前に解説しました。「土佐日記」に掛かっている。





「モンスター」は表のストーリーも、とっても面白い。



女と男の心理が、両方から書いてある。


これ、わっかる〜ってことが一杯。


金と地位を手に入れた男にとって、美人を連れて歩くのは、アクセサリーというか、ステイタスシンボルなんだろうね。


高級車みたいなもの。


でも、アクセサリー役の女はといえば、そんなこと初めからお見通しなんだよね。


美人に生まれた女の子は、幼稚園の頃から、自分は可愛いって知っている。


もう父親なんてチョロい。


「買ってくれなきゃ、パパなんか大嫌いっ」シクシク、


なーんて朝飯前。


志ん生師匠も言ってるでしょ。



  外面如菩薩、内心如夜叉 


by ukiyo-wasure | 2019-11-02 02:27 | 詩・文芸 | Comments(0)
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