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開高健「笑われた」帝王切開

これも1963年、文壇の秘密暴露だと思う。



主人公が若くして結婚。

他の小説と同じ様なシーンが度々出て来る。薬草を刻んだり、壁に穴があって隣の夫婦生活が覗けたり。

妻が妊娠する。

やがて出産ではなく「切迫流産」か何かで入院する

主人公は19歳だし男だし、そっち方面には無知。

ある日、「手術」するという電報を受け取り病院へ。

出産後の妻は痛がって医師に「モルヒネ」を求める。

看護婦さんが女のベビーを抱いて近寄って来る。


「安産でしたよ」


ちょっと待て。


どう考えても帝王切開「安産」は変!!


主人公は19歳。よく解らない。背後で看護婦達の笑い声を聞く。



「笑われた」=腹割れた=帝王切開


つまり、対面したベビーちゃんは、よそんちの子。


意味深なのが「井伏鱒二は他人のラブレターを読むクセがある」


「子が違う」=字が違う
「帝王切開」
「井伏鱒二」


これらから推理したけど、解りません。


帝王切開=帝を殺害


「風流夢譚」のことかなあとも思った。








by ukiyo-wasure | 2019-09-15 13:28 | 詩・文芸 | Comments(0)
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