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開高健「流亡記」睡眠薬がわり

全集第3巻に入っている。

ものすごーーく、だらだらした小説。

秦の始皇帝の時代、万里の長城建設の話のようだけれども、どうもオカシイ。リアリティ皆無。


三島に多い、情景が立ち上がりにくい文体。

途中で飽きてきて「眠く」なっちゃう。


もしかして……「夜の車」=「狂気かー」の仲間?


そうなると題名は「退屈」「超ツマラん」「眠くなる」みたいな意味に違いない。



流=竜=辰=しむ=子む

亡=もう=毛

記=来


 流亡記=眠気来


*秦が辰にかかっている?



例の「こんにゃく問答」系でしょう。


私はタダの読者だから、思った事を自由に書けますが、文芸評論家は悩むだろうなあ。


「睡眠薬がわりの小説」なんて書いて、後で「深刻なテーマ」だったとなれば、大恥。


評論家をからかうというのも、メタファ作家は結構やってるけどね。芥川とか。




小説なんか読むのは苦痛という高校生の皆様。

読書感想文におすすめです。


いかに退屈で、読むのが苦痛で、何度も途中で寝てしまい、読み通すのに一週間かかった。

これは「不眠症」の人のために書いたと思いまーす。


……てなことを書けばOK。


読まなくても書ける。


枚数が足りなかったら、先生が眠くなるような、漢字が多くて、一文が長い部分を引用して埋めればバッチリ。




*追記

タイトルの下に「F・K氏に」とある。

文芸評論家へのイヤミかもなあ……とウィキしてみた。

福田清人さん?

「源氏」の現代語訳や「芭蕉」についての著書があるし。
















by ukiyo-wasure | 2019-08-07 11:15 | 詩・文芸 | Comments(0)
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