人気ブログランキング | 話題のタグを見る

「騎士団長殺し」(19)「写楽」のこの絵

前の記事に「写楽」の「横笛」(おでき)は「魚の目」と書きました。

この絵です。

「騎士団長殺し」(19)「写楽」のこの絵_b0230759_16361652.jpg

「敵討ち」の場面で「逢う敵」=「横笛」

目に注目。
「騎士団長殺し」(19)「写楽」のこの絵_b0230759_16390178.jpg


向って右目が「魚の目」です。



で、「騎士団長殺し」19章がこの絵。



タイトルが「私の後ろに何か見える?」


東北の街、ファミレスで「何者かに追われている女」に逢う。


テーブルに向かい合って座り、彼女が言う。


「私の後ろに何か見える?」


入り口の方が見えている主人公は画家。


入って来た男の顔をシャーペンで描いて女に見せる。



「私の後ろ」とは何か。

「私」=I=い

「五十音」で「い」の後は「うえおかき」=笛を描き

笛は「てき」=敵にも変化


 敵を描き


この章には、拘置所とか「監視カメラ」をイメージさせる描写がある。


監視カメラといえば「魚眼レンズ」


ラストのフレーズ。


 おまえがどこで何をしていたかおれにはちゃんとわかっているぞ、と白いスバル・フォレスターの男が言った。


*アンダーラインの部分は傍点で強調してあります。







by ukiyo-wasure | 2019-05-27 16:53 | 美術 | Comments(0)
<< 武士道とキリスト教 「永遠の仔」は「富嶽百景」第一... >>