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「永遠の仔」は「富嶽百景」第一章(1)

第一章からはどうなっているのか。

当然ですが順番でなくなっていますね。


第一章(1)がこの二枚(75.76)


「源氏」の「帚木」で「オキナグサ」を表している。

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小説の方は、女の子が大人になり看護士になっている。

老人の病棟を担当。

患者の中に「赤ちゃんがえり」をした老人がいて、彼女をお母さんと思い込んでいる。

これが76(下)の絵。前にも解説しました。


ココに注目。

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後のお坊さん、ノッポです。


「大きな僧」=オキナ草


小説では、子どもに返った老人=大きな坊主



場面は看護士の家庭に変わる。

弟と母親がケンカ。花瓶が割れる

母親は破片を手で片付けている。


75の絵は「倒れた竹」に注目。


何と読むか。


「起きな(さ)そう」=おきな草


お解りですよね。小説の方は、


「ホウキなさそう」=おきな(さ)草



余談ですが、


「起きなさそう」と「起きなそう」、どっちが正しいんだ!

って思ったことありませんか。







by ukiyo-wasure | 2019-05-26 21:47 | 詩・文芸 | Comments(0)
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