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北斎「年始まわりの遊女図」八百屋お七

北斎「年始まわりの遊女図」です。

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まず気になるのが、コレです。

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市松模様を五枚重ねている。

市(一)松が五枚で「五松」=小性

お七が惚れた相手です。



これも目立つ。

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左右に七本ずつ、14本です。

色々な話があるようですが、13歳なら死刑にはならなかったから、お奉行も「13歳だろ」と言った。でもお七は「14歳」と言い張ったから火あぶりになった。

14本のかんざしの意味は「14通し」


なぜ花魁の恰好なのか。

花魁=おいら=私 

そして、自分ことを「わっち」という。

わっち=アッチ! 火あぶりは熱かったろうってこと。


下駄が低いのが不自然ですが、その意味は解りません。


題名に、物凄く悩みました。


「年始まわりの遊女図」


「年始まわり」=とし・し回り=気になる、四四回り

気になる夜(八)回り=火の用心〜しゃっしゃりやせ〜


この絵が「マチネの終りに」第七章と一致すると思われます。

「七」つながり。


ということで、次の記事に続きます。

by ukiyo-wasure | 2019-03-19 01:31 | 美術 | Comments(0)
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