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「マチネの終りに」に北斎・写楽が見えた!(その3)

続き、いきまーす。

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第三章「《ヴェニスに死す》症候群」。


《ヴェニスに死す》は映画しか見ていませんが、簡単に言うと、老年の男性が美少年に恋をする。


日本的言い方をすると「男色」「衆道」……信長と森蘭丸、 頼朝と御所の五郎丸です。


この絵とピッタシ。「富嶽三十六景」の一つ。

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「海辺の後架(高架)」=「海辺のカフカ」です。

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陰に男=陰郎。陰間ともいう。


歌舞伎の若い役者は「陰間茶屋」で、男性の相手も女性の相手もした。


小説に洋子の父が撮った《幸福の硬貨》という映画が出て来る。架空のタイトルなんだけど、メタファー小説では、こうゆう固有名詞には絶対に意味がある。


 硬貨=高架


 幸福=幸複=幸幸=行幸=みゆき=見雪


「幸福な硬貨」=見雪の高架





(つづく)



by ukiyo-wasure | 2019-03-17 01:21 | 詩・文芸 | Comments(0)
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