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「日蝕」一角獣の絵


「日蝕」を再読しました。

「源氏」アイテムリストでチェックしながら読んだのね。

解りやすく入っているのもあるのだけれど、「二重メタファー」もある。

これらが確信を持てないのです。


黒いマント姿の錬金術師の風貌が、ダース・ベーダーを思わせる。


「ダース・ベーダー」=出す、べーっだ。

「あっかんべー」=アカエイ=「常夏」とか。


あれあれ「須磨」=「巻貝」がないぞと考えていたら、ハッ!

カタツムリって雌雄同体でした。

両性具有=巻貝=「須磨」かあ!


で、いまだ見つけられないのが「若紫」と「竹河」。



でも、ずっと謎だったことが「解った」気がしたのです。


気になった文学賞の作品を読んで来て、なぜか、村上春樹さんの小説と「かぶる」シーンや会話などが出て来るわけ。

「やれやれ」にも度々会いました。

「穴の中に入る」も三回くらいありました。


まさか、これら全部の作品の「中の人」が村上春樹さんなわけない。

つらつら思うに、川端康成の「古都」に「細雪」と同じシーンがあって、読者からの指摘があったとき、川端康成は「睡眠薬を飲んで書いたので記憶にない」と答えた。

このときはもう、ほとんどが代筆だろうと思っていたので、ああ、谷崎が「署名」のつもりで入れたんだろうとなった。


「日蝕」の「源氏アイテム」で、最後まで見つけられなかった一つが「手習」です。

尊敬する作家の作品から拝借する=「手習」

これですべて納得できる。


そう考えると「古都」を書いたのは谷崎ではなく、深沢か源氏鶏太あたりかなあ。




*追記 


これが「竹河」=アヤメか!


ラストの一文。


ふと彼方を見遣れば、蒼穹には燦爛と赫いていた。


「虹」=イリス=アイリス=アヤメ科の花















by ukiyo-wasure | 2019-03-02 13:30 | 詩・文芸 | Comments(0)
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