北斎「糸繰りの母と子図」です。
「坊やが薪をくべる手伝いをし」とありますが、解読したら、どうも「役に立っていない」みたい。 真っ先に気になる、団子状態の四羽のツバメ。 これを「四小鳥」=しこと下ら=仕事柄 仕事とは「糸繰り」。 「糸繰り」といえば、北斎の創作のベース(ネタ元)で考えると、「糸繰り=おだまき」で、静御前かなあってなる。 そう思って「題名」の方。 「糸繰り」=「おだまき」 「糸繰りの母と子図」は、 「おだまき」の場、気になる子(シ/四) =「おだまき」の場、気になる身(三)の上 *「と」=金に成る=気になる 「おだまき」の場とは、頼朝の前で 吉野山 峰の白雪 踏み分けて 入りにし人の 跡ぞ恋しき この和歌が「辞世」。 この後も生き延びていますが、ご本人としては「死ぬ覚悟」で詠んだはず。 和歌の後で、 しずやしず しずのおだまき 繰り返し〜と舞う。 ここでクイズです。 アップでご覧下さい。 ママさん、子どもに何か言っている。 さあ、なんと言っているでしょう。 大喜利のつもりでお考えください。 まず思いつくのが、 「おだまり!」 「おだまき」のダジャレね。 もうちょっと、深い答えだと、 「静かにせい!」 「静、辞世」=静かにせい! さらに、北斎さん的センスを加えると、 「静、辞世和歌」=静かにせい!バカ 子どもが話しかけるんで、気が散る。 手伝わないなら、せめて邪魔しないで! わかるわかる。 ……てゆうか、テーマはあくまでも「静御前」ね。 *追記 子どもがおケツを出しているのは、 「ケツをまくる」=静の開き直りを表している?
by ukiyo-wasure
| 2019-02-27 14:51
| 美術
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