北斎「扇面散」は前に取り上げました。
ここがオカシイ。 ありえへーん!でしょ、折り目の山と谷。 こうゆうトリックはすべて、言葉に置き換えられて、はじめて北斎のテーマが表れる。と、今は知っている。 全体図をよーく見ると、ハハンとなる。 5つありますが、「色」で見ると4色。 古典文学の解釈に欠かせない、「東西南北」「春夏秋冬」の色です。 問題の扇「赤」は「南」であり「夏」 赤い扇の「ありえへーん」形状を「言葉」に置き換えると……、 「閉じない」「閉じられない」「閉じず」……「赤閉じず」 ここで「源氏」の登場。 「常夏(なでしこ)」は「アカエイ」です。 「夏」に通ずるし……「写楽」でも追善作品は「常夏」だったし……。 ピカッ! 「赤閉じず」=アカエイ死す=撫子死す 題名「扇面散」の「散」は「死」の意味あるし。 北斎が90歳ですから1849年。 この頃に亡くなった歌舞伎役者をチェックしてみました。 有力候補はこの人。家紋が「扇」です。 三代目 尾上菊五郎 1849年没 恐ろしいことに「源氏」の真相が解らないと、いくら考えても調べても解らない。 今の日本で「北斎」を完璧に理解しているのは、村上春樹さんかもって思う。 *追記 北斎が亡くなったのは、嘉永2年4月18日(1949.5.10) 菊五郎は、嘉永2年4月24日(1949.6.14) 菊五郎ではなさそうです。
by ukiyo-wasure
| 2019-02-18 12:24
| 美術
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