人気ブログランキング | 話題のタグを見る

北斎「大原女」牛が小さすぎーっ!


北斎「大原女」です。

北斎「大原女」牛が小さすぎーっ!_b0230759_11464409.jpg

見た瞬間、牛、ちっちゃーっ。

和牛には、こういう種類があるのかと調べました。角にも特徴あるしね。

こんな小型の牛はない。

ってことは、もしかして……お姉さんがデカい?

いずれにせよ、この絵のポイントは「人と牛の大きさ」にあると睨んだ。


ここから、悩みましたねー。


「大原女」の他に「小原女」もあるというから、単に「大きな女」という意味?

いやいや、北斎さんはそうゆうセンスじゃない。


「原」=バラ=薔薇(そうび)

大原女=たい・そうび・じょ=大そう美女

服装が労働する恰好じゃないから、これか!とも思ったけど、大きさ関係ないし。

ちなみに解説はコチラ。

北斎「大原女」牛が小さすぎーっ!_b0230759_11464923.jpg



じゃーん、朝目覚めたら解った!


この絵は「牛より高」と読む。


牛=武士=忠

高=孝


  その心は「忠より孝」


すごいでしょ。徳川時代ですからね。



*追記

さらに深読みいたしますと、花がハラハラ〜散っている。

花びらの形から「桜」でしょう。


桜(おう)ハラハラ〜=大原


で、この小ちゃい牛。大きさや角がクルッとしているところから「ヒツジ」っぽい。


ヒツジなら「メ〜」だから、

大原メ〜となってダジャレがキマる。

けれど、どう見ても「牛」

大原モ〜となっちゃう。

これを「仕掛け」と見れば、和歌のテクで「メ〜を捨て」と読める。

「メ〜」=名 「名を捨てて」になる。


名を捨てて、忠より孝を取った……有名人て誰かいる?




**さらに追記

ググりました。ピッタリの人がいた。中江藤樹。


「中江藤樹」


この部分。気になっていたんですよ。

北斎「大原女」牛が小さすぎーっ!_b0230759_14302422.jpg
刀を差している感じ、しません?


  中へ刀着=中江藤樹


*着る=帯刀の意味にも使うそうです。










by ukiyo-wasure | 2019-02-05 12:09 | 美術 | Comments(0)
<< 三島「侍童」伊佐子は補導員! 北斎は「象徴主義」? >>