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「騎士団長殺し」読了!神レベルの作品です


今朝は、森田童子の言葉を借りると「奇跡の朝」でした。


「騎士団長殺し」=「写楽」について書いていると、解読して来ました。


昨日、残りが63と64章に。

「源氏」アイテムは「空蝉」と「梅枝」が残った。

バッチリでした!



63章「空蝉」=アオギリ(転落死)

64章「梅枝」=スミレ


そして、この2つの章には、ずっと気になっていた「キリシタン」が登場。


ユズの妊娠と出産、父親が解らないという設定、これがキリストを思わせる。


では63章。

『でもそれはあなたが考えているようなことじゃない』


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この絵がなぜ「空蝉」で、意味が「転落死」なのか。


「源氏」を解読していて「へぇ〜」でしたね。

ネットがあるから、私みたいな無知な者にも解読できた。


「空蝉」=蝉の抜け殻は、なぜかアオギリの下に多い。蝉さん、アオギリが好きなのでしょう。

でね、アオギリは高木になるけど、折れやすい。危険だから登ってはいけない。

ボキッ。あ〜れ〜、転落死しちゃうのです。


「源氏」では、「空蝉」を転落死体にたとえている。

よーく読んでみてね。学校で学んだことはポイ!して。


絵にもどります。


  多貝=高い



手(袖)の恰好が「登っている」イメージでしょ。



『でもそれはあなたが考えているようなことじゃない』


 想定外=袖交い(袖階)

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ここからがスゴい。写楽の絵は、多くに「十字」が入っている。

二本の刀は不自然な程「十字」にクロス

この絵では、これでしょう。
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紫式部の時代は「キリシタン」という言葉はなかったでしょうが、「アオギリの下の空蝉」は、つまり……


 桐下=キリシタン


小説の方では、神殿、綱渡り、開かずの間、防火金庫のように(アオギリ=防火林)とメタファーがいろいろ出て来ます。

ここでフト、其角のこの句。


  桐の花 新渡の鸚鵡 不言(ものいわず)


「桐の花」を、下を向いて咲くから「桐枝垂」=キリシタンと読んだ。


新渡の鸚鵡=信徒の法務



今ならシンプルに「桐の花」=桐花=桐下=キリシタン


雨田具彦の死について、

九十いくつまで生きたし、さんざん好きなことをして生きた人だから、きっと思い残すこともなかったんだろうな」と政彦は言った。
 いや、彼には思い残すことがあったのだ。とても重い何かを彼は心に抱え込んでいた。


北斎のことでしょう。


写楽(北斎)、芭蕉、其角……「源氏」つながりですが、これがキリシタン繋がりもあるなら、「源氏」と「キリスト教」は何かあるのでしょうか。

キリスト教=西洋です。「写楽」の絵は西洋人が発見したようなものですし……。



北斎晩年の雅号「卍」の謎です。


 騎士団長殺し=判官殺し=ハーケンクロイツ


ということで「騎士団長殺し」は文学を超えた、暗号で書かれた秘密文書みたいなもの?


最終章については後ほど。


by ukiyo-wasure | 2019-01-07 14:51 | 詩・文芸 | Comments(0)
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