「わたくし率イン歯ー、または世界」主人公は狐つき



「わたくし率イン歯ー、または世界」

芥川賞「乳と卵」より前の作品です。


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題名から想像がつくと思いますが、主人公の支離滅裂なしゃべり(思考)が炸裂して、途中で投げ出したくなる。

私自身は「奥歯」であり、脳ではなく奥歯で思考しているとか。

「あなたたちの恋愛は瀕死」のノリで、もっと強烈に錯乱が炸裂!

どういう感じかはAmazonのレビューをご覧いただければ解るかも。

多くの人の感想がイミフ!です。



苦痛ながらも読み進みましたら、途中で「もしかして…」となりました。

「憂国」と同じ形式?

「憂国」は天の邪鬼が取り憑いている状態でした。


「一人称」の中に「私」が二人いる状態。

この小説の場合は、天の邪鬼ではなく

歯科助手の同僚三年子にも「入っている」と思われます。

そう思って読むと、なかなかに味わい深い。


取り憑いている狐ですが、タダの狐ではない。


題名を解読してはじめて解ります。


わたくし率=私立 イン歯ー=入試棒



「私立入試棒」とは何?


 パイプでしょ。コネとも云う。


パイプは「管」



または世界=orよかい=尾ある妖怪


題名の意味=管狐(くだぎつね)


管狐とは




最後の方で、「サンダルを脱いで裸足」のはずが、いつのまにか、真夏なのにシープスキン(もこもこ毛)の靴、マフラーを巻いた姿に!!


そのつもりで読むと、狐妖怪っぽいところが随所に。

動物みたいに跳んできて〜

きえ! という鳥の胃が潰れたような発声〜


「乳歯」が抜けて永久歯が生えないことを心配するエピソードも。

ラストの一語が「おだいじに」……尾、大事に?






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by ukiyo-wasure | 2018-11-14 22:48 | 詩・文芸 | Comments(0)
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