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芥川「ピアノ」は亡命者?


これも解らなかった。

だから無理矢理感アリアリですが……。


関東大震災から一年後の秋

主人公が横浜へ行く通り道に、震災で崩れたままの家があって、ピアノが雨ざらしになっている。

カラフルな楽譜が散らばっている。

これが突然「ポーン」と鳴る

再び通った時、弾いてみるとちゃんと音が出る。

そしてまたひとりでに「ポーン」。

結局、栗の実が落ちているのだと知る。


このようなことが、意味ありげなあの文体で書いてあります。


芥川のタイトルは「何かが足りない」が結構多い。


「ピアノ」は激アヤシい。

ひ=い あ=わ・は の=金・かい

3文字とも化ける文字だし……。


 ピアノ=いわの=岩野


と読むと「泡鳴」がない



 ピアノ=泡鳴捨=亡命者



ロシア革命を逃れて亡命してきた、白系ロシア人の家だったのでしょう。


ピアノ譜=イワノフとも読めるし……

by ukiyo-wasure | 2018-09-08 11:49 | 詩・文芸 | Comments(0)
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