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芥川「お時儀」お嬢さんはスリ


前に書いた「蜜柑」もスリでした。

あっちは、田舎っぽい娘さん。

こっちは、美脚の都会的なお嬢さんです。

勤め人だった頃、保吉は、通勤時のホームで「お嬢さん」を毎日のように見かける。

そして惹かれて行く。

お嬢さんは、銀鼠の帽子と靴下

ここでピンときます。鼠=ドロボーです。

電車ですから、スリ(箱師)でしょう。

「蜜柑」でも、スリは「スリー」「3」がらみで表現された。

電車の音が、Tratata tratata tratata〜と三拍子


ある日、保吉は、いつもと違う時刻に見かけたものだから「ハッ」となって、つい会釈(おじぎ)をしちゃう。相手も反射的に会釈。


保吉は「不良」と思われるだろうなあと後悔する。

次に会った時、お嬢さんが近づいて来る。

向かい合った二人は見つめ合う。

彼女の目に「動揺に似たもの」を感じる。

すれ違い、彼女は通り過ぎてゆく。

掏られた瞬間です。(どこにも書いていませんが)


だから、勝手な妄想だと言われればそれまで。


例えばね、「日の光」「朝日」=サン=スリー

これも「こじつけ」と言われそうだし。

初めの方に電車の「悪臭」が出て来る。


悪臭=白秋=「城ヶ崎の雨」=利休鼠
 =胡麻(利休の好物)=ごますり=すり


うーん、ここまでヒネるかなあ?


タイトルの解読です。これもちょっと自信ありません。


  お時儀=あいさつ=藍刷=アイ(目)スリ=女スリ


by ukiyo-wasure | 2018-08-27 00:59 | 詩・文芸 | Comments(0)
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