「深沢七郎」の命日に寄せて


8月18日は深沢七郎の命日です。

深沢といえば「楢山節考」と「風流夢譚」

「風流夢譚」は「嶋中事件」によって広辞苑にまで載っている。

ずっと疑問だったのは、なぜ、「風流夢譚」の原稿を三島が持っていたのか。


マスコミはこのことに「つっこまない」


同時に掲載された「憂国」が、私の中では今や「誰かの代筆」

はじめは、こんなの書くのは谷崎くらいだろうと思っていた。

その後、三島の「中の人」が複数いると思われて来た。

深沢もその一人。

「憂国」の代筆者が深沢だと、すべて辻褄が合うのです。


「憂国」と「風流夢譚」が一緒に三島のもとへ届く。

「憂国」を三島が、原稿用紙に写す。

その際、「風流夢譚」のアノ部分を書き変え。

そして、二作品まとめて編集へ。



はじめは、いくらなんでも、同じ雑誌でやるか?

と、思ったけど、逆に、

「差異」を際立たせるには、一人が書き分けた方がいい気もする。

深沢レベルの作家は、文体は自由自在です。

若い女の子の一人称も朝飯前。

「風流夢譚」の文体は、極端に「作っている」と感じませんか。



「憂国」について。
https://tamegoro.exblog.jp/28329864/

西村さん「小銭をかぞえる」について。



余談ですが、最近では「アナログ」の会見で、武さん

「今までは口述だったけど、初めて自分で書いた」と言った。

超ウケた!


「えっ、今までは誰が書いていたんですか?」って、誰も聞かないのね。

気心の知れた、かなり親しいライターがいるってことでしょ。


ふと、西村賢太さんの顔が浮かびました。

いやいや、表には出ない、才能あるゴーストさんが大勢いるのかもしれませんが。






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by ukiyo-wasure | 2018-08-17 13:02 | 作家 | Comments(0)
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