藤澤清造「根津権現裏」岡田の死因は?


第31章です。

「えーっ!!」となりました。


岡田という友人が、精神病院のトイレで首吊り自殺します。
兵児帯を窓の横木に掛けてやったらしいけど、謎が残る。
前記事に書きましたが、兵児帯はのびるので縊死に不適

31章で、死顔が穏やかだったことや、帯でしめられていたのは首の横であり、喉仏が破壊されていない。一般的な縊死とは違う

と、医師も首をひねる。

すぐに下ろして人工呼吸をしたが助からなかった。

まるでミステリーです。

何の虫かよりも、死因を考えてしまいました。



「暗夜行路」の前編・第一の「十一章」が「縊死」です。

ここで阪口という人が「播磨」という方法で死ぬ

「播磨」とは何か。書いていません。

引用します。

 阪口は淫蕩の為めにはあらゆる刺激を求めて来たが、到頭その播磨まで堕ちたかと思うと謙作は身内が寒くなるような異様な感動を覚えた。


「淫蕩の為め」がミソ。


播磨=酢の産地=酢の代名詞

ス=下シ=仮死

「阿部定事件」でおなじみの「窒息プレイ」による事故死


これを、岡田は「一人で」やったのでしょう。

だから死に顔が「極楽」



「酢虫」という虫がいたからビックリ。


正式名がサソリモドキだそうです。
https://ja.wikipedia.org/wiki/サソリモドキ





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by ukiyo-wasure | 2018-08-11 17:38 | 詩・文芸 | Comments(0)
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