西村賢太さん 「寒灯」は三島「春の雪」の魯山人


やっと解った!!!

西村さん、スゴいなあ。



「寒灯」は、貫多くん、秋恵と初めての年越し

秋恵は年越しソバを手作り「つゆ」も本格的でーす。

鰹節をふんだんに使う。が、美味しくできない。

こだわりの貫多くん、お約束通り、ガミガミとケチをつけケンカに。


今回の胆は、どうも「料理」らしい。

「料理」に関係した、インチキ暴露ですね。


ちょっと思いつかないので題名を解いてみた。

「寒」は「まず(しい)」とも読むから、井伏鱒二のことかなど、悩みに悩みましたが解らなかった。


一日考えて、氷解!!


「寒灯」=巻頭でしょう。何の?三島「春の雪」



秋恵が「寒くて雪でも降りそう」と言っている。


「春の雪」の正月料理に関する部分、引用します。

十章の初めの方。


星ヶ岡の正月料理が供され、田舎の人の味わうことの稀なアイスクリームやメロンが食後に出されるので名高かったが〜


大正時代です。
正月にアイスはともかくメロンがあるのか?

……ってことよりも、


「星ヶ岡」といえば魯山人の料亭。


 魯山人は、旬を大切にする。



大根なんか、ギリギリで裏の畑から掘って来る。

正月料理にメロンはあり得へーん。

気がつきませんでした!



代筆者のワナですね。

そう思って読み直したら、貫多くんの物言いが魯山人のイメージに。

魯山人ファンの皆様、「春の雪」を、ぜひご確認ください。




追記 2018.7.30

連載だったので「巻頭」ではなく「刊十」の意味かも。

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by ukiyo-wasure | 2018-07-29 03:02 | 詩・文芸 | Comments(0)
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