平野啓一郎さん「日蝕」落語が見えた!


寝る前に読んだら眠れなくなりました。

興味を持った理由は「火花」の「幾何学模様」という伏線。

何のこっちゃ? と気になっていた。

そしたら「日蝕」に出て来る村が「幾何学模様」とウィキにあった。

https://ja.wikipedia.org/wiki/日蝕_(小説)


で、この村が「小川で半分に区切られ、中央に橋」

既視感アリアリなのです。

「世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド」の町とソックリ。


これは、置いておきまして。

1998年の芥川賞ですが、これについてパズル誌の編集者との会話を思い出した。

「こんな読めない漢字だらけ、いったいどんな人が読むんだろうね」

そうなのです、当時の私はパラパラしただけで「ゲッ」となりました。

昨日読んだら、結構スラスラいきました。

だいぶ成長した?


世の中に、正論ほどつまらんものはない!!


ので、申し上げまーす。


これ、コメディーでしょ。


「楢山節考」の件がありますから「しかつめらしさ」はカムフラージュかもしんないのです。



中豸(ちゅうち)って何?

虫のことなのか蛇のことなのか、どっちもなのか……


ワザとでしょ。

何か難しい庶民には解らないアカデミックなことが書いてあるに違いないと思わせるために。



だって「落語」が見えるんだもの。


両性具有=「ふたなり」

むき出しの死体=「野ざらし」「安兵衛狐」

灰の中から黄金=「黄金餅」

巨人=「垢半分」

ジャン=「唖の釣り」「火炎太鼓」

乞食坊主=西念


一読では取りあえずこんな感じ。


長屋のおかみさんみたいな会話も出て来ます


落語に詳しい方、ぜひ読んでみてください。



タイトルの解読、いきまーす。



「日蝕」=二食=相撲取り



錬金術師さんの食事について、わざわざ「二食」と説明あるし……。


(つづく)

[PR]
by ukiyo-wasure | 2018-07-20 12:39 | 詩・文芸 | Comments(0)
<< 平野啓一郎さん「一月物語」ウ... 「暗夜行路」蛭 >>