超レアネタですが。 「暗夜行路」は谷崎の代筆で、「源氏」「細雪」と同じスタイルの小説という仮説で解読しています。 各章が「死をもたらすもの」を表しているということです。 「第二の一」は主人公が船に乗って尾道へ行く場面。 答えを言いますと「レンゲツツジ」。 「源氏」にも「細雪」にも出て来ない、新種の植物毒です。 ヒントはいろいろ出て来ます。 「ブライアの煙管」とか。ブライア=ツツジです。 ここでツツジ科を疑い、別名ベコツツジ(家畜が食べて死んだりする)などを知る。 すると牛肉を食べるシーンにも納得。 ツツジの漢字「躑躅」を調べると、「行きつ戻りつすること」などと出て来て、ピッタリの場面があったりして「裏付け」されて行きました。 何度も書きますが、1912年(大正10年)当時、百科事典のような知識がないと読めないと思います。 さて、夢読み師見習いとして、絶対に怪しいという表現ありました。 引用します。 艦尾にミノタワと書いた英国の軍艦が煙突から僅ばかりの烟をたてながら海底に根を張っているかのようにどっしりと海面に置かれてあった。 「ミノタワ」を検索すると、だいたいがこの文章の引用です。 レンゲツツジは、別名ベコツツジ。 牛と関係が深いのです。 ミノタウロス=ミノタウ失う 何を失うのか。 和歌のテクの「棄」と同じです。 直前にあるものを捨てる(消す)。 それは何か。 ウの「でっぱり」 ほらね、ミノタワになるのでしょ。 ミノタワ=ミノタウロス いかにも潤ちゃん!なのでした。 *「仇とったるわ」の気持ちで、桜桃忌までに全解読の予定でしたが、寄り道しすぎて無理そう。 「火花」があまりに意味深すぎて、「劇場」にも興味津々。
by ukiyo-wasure
| 2018-06-28 13:16
| 詩・文芸
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