三島「好色」は深沢かなあ


「三島由紀夫全集/2」に入っている「好色」という短編。

昭和23年『小説界』に発表。その後どこにも掲載されていない。

すっごく可笑しい作品です。

「盗賊」を読み始めて、挫折。三島調の文体、やっぱり無理。ニワトリさんの代筆だと私は思っていますが、クド過ぎ。

そうゆう中で、この「好色」はちょっと違う。

冒頭の一文が短い。


 大へんな鼻であった。


「つかみ」です。上手いなあ。「えっ?」ってなる。


お祖母さん子の公威は〜と、三島由紀夫の祖母の兄弟という設定。

鼻が大きい。つまり天狗みたいなの。

ピンときます。ああ……志賀直哉のことかって。

深沢の文章は、クドくないのです。

リズムと「間」がある。

この変な鼻デカ爺さんについて、

お菓子では大福餅が好き、その大福持ちも両手でぺちゃりと平べつたくした上でたべるとおいしいといっていた。


こうゆうのが「深沢調」だと思うんですよね。証拠はありませんが。

封印されのは、あまりにも「三島調」と掛け離れているからだと思います。


この奇行爺さんは、頼安というのだけれど……、

題名「好色」は「鼻が大きい」に掛かっているのだけれど、ホントはね、



「女子色」と読んで「赤」=バカ



石原慎太郎さんの「黒い水」を解読したら、黒=男色。

「男色秘密」になりました。

それでピンときました。

ランドセルでも上履きでも、男子は黒、女子は赤という時代がずーっとありましたからね。


興味のある方、図書館で「全集2」。読んでみてください。

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by ukiyo-wasure | 2018-06-23 02:41 | 詩・文芸 | Comments(0)
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