純文学はインチキだらけでしょ。 志賀直哉、川端康成、三島由紀夫、日本文学を代表する文豪が、ほとんど自分で書いていないのではという疑惑を抱いてしまった、ワタシはどーすればいいのでしょう。 文学賞作品で「源氏」のスカシ入りを、6作品見つけちゃったし。 たぶんね、作品よりも話題性、作者のキャラへの興味で買うからでしょう。 評論家までが「モデルは誰それ」と、女性週刊誌のノリですからね。 三島を読んでいて、いかにも「らしく」するために、しつこく「学習院」を出して来ているなあって感じ。 ミエミエだぞ! でもねえ、三島由紀夫については、とても気の毒に思います。 出版ビジネスに利用されたように見える。 作品が先にあり、そのイメージを演じるのが彼の役目だったのでは。 「仮面の告白」で「男色」を告白したり、授業中にナニがナニしたり。他人の事だから赤裸裸に書けたんでしょ。 三島は「ほぼ事実」とか言っているけど、結婚前にそんなこと言っちゃっていいのか。気の毒です。 1970年に三島事件となるわけですが、商人=出版界の側から考えると、時代の流行で「三島由紀夫では売れない」となったら「中の人」を乗り換えさせるのかもしれないなあと思った。 タレントと一緒です。 次々と売れそうな若い新人を登場させる。 実際に書くのはベテラン。深沢や源氏鶏太なら、どんな文体でもOKでしょう。 そして恐ろしい事に、読む人が読めば代筆だと解るようなものを仕込んでいる。 恐いですねー! 和歌に仕込まれた「道長」の悪事が千年経っても消えないように、インチキという染みのついた作品が国会図書館に保存されてしまうのですから。 なぜ「赤頭巾ちゃん気をつけて」が出て来たかとゆうと、三島事件の前後の芥川賞が気になったから。 打上げ花火のような作品はないかと。 打上げ花火のようなとは、受賞後すぐに映画化。何と申しましょうか、映画の準備やら宣伝やらの準備万端整ってから受賞発表みたいな。 業界全体でタイアップです。 そして話題になり「一世を風靡」した作品。 1970年以後ですと「限りなく透明に近いブルー」まではない。 「地味」が続く。 で、1969年に目をやると「赤頭巾ちゃん気をつけて」。 打上げ花火的作品発見です。私も記憶にありますから。 買い物のついでに図書館に寄って、パラパラしました。 新潮文庫。冒頭5行目でドキッ! それどころか彼女たちは、(キャラメルはくれないまでも)まるで巨大なシャンパンのびんみたいに好意に溢れていて〜 キャラメルはマズいでしょ、キャラメルは!! 源氏鶏太の代筆かって疑われますよーっ。 和歌が出て来るし。ヤバいでしょ。 薫という筆名が「源氏」だし……。 足の親指の爪をはがしたとか、蹴爪を連想させるし……。 何よりも、もろに「メタファー小説」のスタイル。 題名を、それなりに読んでみます。 赤頭巾ちゃんちゃん(こ)=還暦 *ヒントは「いま六十歳ぐらいの男によくあるような〜」 赤頭巾ちゃん=ちゃん(父→乳)が足りない *やたらにオッパイが登場。 和歌のテクニックでは「乳呑む」=乳呑み ちゃん気をつけて=「乳の右」を付けて 「乳の右」=乚(釣り針) 釣り針とは何か。「裏源氏」「鶏」関連のワード。 和歌では「しのぶれど」と「恋すてふ」が出てきます。 なぜこの歌なのか。 「しのぶれど」=武士=二字=虹=「夢の浮橋」 「恋すてふ」=「須磨」 こちらでご確認を。 銀座を歩くシーンがありますが、何度も右に曲がって、「旭屋」書店の位置関係があやしい。空間感覚のない私には確認無理。 「楢山」の位置関係もおかしかったけど、古くは「伊豆の踊子」の「釣り針」ですね。 時間や位置関係の矛盾、数など、理系的トリックを「ワザと」入れる。 「ケーコートー」もねぇ。テーマが大学受験だし……。 「傾向と対策」って参考書だか問題集があったなあ。 対策って……代作のことかと疑っちゃいまーす。 まあまあ、そんなことで、 興味のある方、ぜひ読んでみてください。 「怒り」の部分、先入観のせいか、シャモの描写と読めました。 小池都知事も、文学賞をとっておけば「砲」を浴びずに済んだろうに……。 *追記 2019.10.12 「赤頭巾ちゃん気をつけて」の解釈ですが、シンプルにこれはどうでしょう。 父消→不肖 こっちの方が、イヤミがきつい?
by ukiyo-wasure
| 2018-06-20 03:36
| 詩・文芸
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