昭和19年、19歳です。 題名だけで脳がボンバーしそうです。 これね、マジで悩みました。 谷崎あたりが代筆したのだろうと思って読んだ。 イヤイヤ、何度読んでもワケワカメ。何について書いているのか全くわからない。 読んだ人は共感してくれるはず。支離滅裂なのです。 元の題名が「夜の車」と知ってピカッ! 夜=倒デー(昼)=トゥディ=今日 の=下ね=金=き=気 車=カー 夜の車=狂気かー! 金色の死=つまんねー!のノリです。 昨日、パラパラと「斜陽」と一緒に載っていた「パンドラの匣」を読んでいたら、このことだろ!ってのが「西脇つくし」からの手紙。 前記事の「好人物の夫婦」もそうですが、谷崎は、本当に、妄想に取り憑かれたような人の視点が上手い。 三島「哲学」も「偏執狂」だし。 「パンドラの匣」は、パラパラしただけですが「暴露小説」ですね。 シガレットケースを貰って嬉しくないのは、シガー=志賀だから。 主人公の名前が「小柴」。「岬にての物語」のオコタンは小此木でしたし。 あだ名など、すべての「固有名詞」には意味があると思われます。 当然題名にも。 太宰ファンの皆様、ぜひぜひ解読にチャレンジしてください。 俳句の剽窃に関する部分。意味深です。引用します。 この人たちにとっては、作者の名なんて、どうでもいいんだ。みんなで力を合わせて作ったもののような気がしているのだ。(中略)あの人たちには、作者なんて、てんで有り難くないんだ。一茶が作っても、かっぽれが作っても、マア坊が作っても、その句が面白くなけりゃ、無関心なのだ。社交上のエチケットだとか、または、趣味の向上だなんて事のために無理に芸術の「勉強」をしやしないのだ。自分の心にふれた作品だけを自分の流儀で覚えて置くのだ。それだけなんだ。僕は芸術と民衆との関係に就いて、ただいま事新しく教えられたような気がした。 *追記 「ダンス・ダンス・ダンス」で、ユキが五反田君から借りた車に乗って「気分が悪く」なるシーンがあります。 関係ありそうなんですが……。 *追記 2018.9.27 三島に「夜の仕度」があります。 これの解釈をノートで確認したら、 夜=ナイト=騎士 の=下ひ=かい 仕度=下く=書く 夜の仕度=気違い書く 「狂気」とも「気違い」とも読めるから何とも……。
by ukiyo-wasure
| 2018-06-13 14:31
| 作家
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