「化粧の天使たち」というタイトルで、小説とも詩ともつかない短文が10作品。その中の最初の一編が「色彩」です。 「化粧の天使たち」は1930年の作品。小説ではないので、保留にしていました。 今、解き始めて、のっけからヤバいなあって感じ。 どうヤバいか。やってみますね。 全文引用したいところですが、メンドーなので一部省略します。 「色彩」 そこは少年の夢とは違っていた。 私はその色を見て家を逃げ出した。 冷たい針が私の足を捕えるまで〜略 南瓜の大きい葉の夜露と〜略 広い稲の村を見渡すと〜略 そのあかりは青竹の〜略 私は涼み台への贈りものに〜略 少女は青竹の上で南瓜をすかすか切った。 南瓜の肉のオレンジ色の美しさよ。 だから、世界遍歴者よ、 どこかの国に、あの色がオレンジ色の女はいないか。 それまでは私が少女達を愛したとて、 色彩の神は許し給うであろう。 と、ワケワカメな支離滅裂な文章。 文学だと思って読むとストーリーに引きずられます。 パズルだと思ってクールに読めば「縦読み」を疑う。 実際は「横読み」ですが。 そ=そ 私=し 冷=れ 南=み 解りましたか。ソシレミ。 音階になっているのです。 「広い」と「だから」をどう読むか。 広い=空=ソラ。だから=それ故に=ソレ ソシレミソラソシシミソレドソシ♪ さあ、ここから。どうしましょう。 何かの曲かと思って探しましたがありません よくよく見ると「ファ」がない。 ああっ! ファがない=ファ・アウェイ=far away=遥か 遥か=春か! タイトルの「色彩」に戻ります。 色彩=16歳 この散文詩は「青春」「春のめざめ」を表現している。 何という込み入ったことをするんだ! 残りも似たようなものなら、超気が重いです。 追記 涼み台への土産なら、南京ではなく西瓜(すいか)でしょ。 カボチャは固くてスカスカ切れない。 この辺につっこむと「どうもおかしいぞ」となる。 これがヒントでしょう。
by ukiyo-wasure
| 2018-05-04 13:26
| 詩・文芸
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