「色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年」が、川端名義の、じつは谷崎の作品をテーマに書いたものだろうということで、解読しています。 全19章のうち90%が埋まりました。 前にも紹介しました。 第17章です。 「本当はいけないことなんだけど、僕は自分が工事を担当した駅の一部にいつも、自分の名前を入れているんだ。生乾きのコンクリートに釘で名前を書き込んでいる。多崎つくるって。外から見えないところに」 「山の音」に、出たーっ!です。 谷崎という事務員が登場します。 まだ数頁しか読んでいませんが、何が書いてあるかは予想が付いています。 やっぱり題名に答えがある。 山=「いろは歌」の「おく山」の「棄おく」=記憶 または、下記「おく」=書き置く の音=ノオト 山の音=書き置くノオト 自分が書いた作品を散りばめていると思われます。 冒頭から「帽子」「水虫(みづうみ)」「海老(舞姫)」「さざえ(イタリアの歌)」が出てきます。 「山の音」についてのウィキを引用します。 『山の音』(やまのおと)は、川端康成の長編小説。戦後日本文学の最高峰と評され、第7回(1954年度)野間文芸賞を受賞。川端の作家的評価を決定づけた作品として位置づけられている。
by ukiyo-wasure
| 2018-03-14 15:40
| 詩・文芸
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