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石原慎太郎「ヨットと少年」はサディズムの目覚め


1956年の作品です。

ヨットで下働きの少年が、船上で、オーナー夫婦の「性的場面」を目撃したことで大変な衝撃を受ける。


どうゆうことをしていたんだ??

読者の興味はそっちへ向かう。人情です。

まったく正しい読み方でしょう。

だって、テーマはそこですから。

ヨットも海も、たまたまの状況設定。

観覧車からどっかの家の中を覗いて……でも良かった。


少年は何を見たのか。

勘のいい読者はすぐに気づくでしょう。


 侯爵、爵夫人、マーキ(少年の愛称)


ピンと来ますよね。


 マルキ・ド・サド=サド侯爵



そうしてね、タイトルの「少年」ですが、

谷崎に同名の小説がある。少年の頃の回想で、主人公がSMに目覚めたエピソードが書いてある。


「少年」=さ・とし=サド氏



『石原慎太郎の文学9・短編集1』に載っていますが……

巻末の解説が、本当に気づいてないの? とぼけているの?



「スプートニクの恋人」第12章と一致していると思われます。

by ukiyo-wasure | 2018-03-01 09:41 | 詩・文芸 | Comments(0)
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