「ダンス・ダンス・ダンス」の三島由紀夫


「ダンス・ダンス・ダンス」第40章はとても短い。


39章は、山頭火の句では以下に一致です。

 ひとりゐて蜂にさされた


はっきりヒントが出ています。

 最初から蜂に刺されたみたいにぼんやりと麻痺して〜


小説では五反田君がサイコパスのようなことになっています。

で40章は、車ごと海にダイブしたシーン……じゃなく、引き上げられる場面から始まる。

これが太宰のイメージ。

山頭火は1940年に亡くなったから太宰の最期は知らない。


刑事が言う。

「あなたのまわりで実によく人が死にますねえ」

これは川端康成を連想させます。


そしてこれ。引用します。

 僕はふと子供の頃に読んだ科学の本を思い出した。そこには「もし摩擦がなかったら世界はどうなるか?」という項があった。「もし摩擦がなかったら」とその本には書いてあった。「自転の遠心力で地球上の何もかもが宇宙に吹き飛ばされてしまうでしょう」と


摩擦→重力(引力)の間違いです。


誤記ですね。

こうゆうの困ります。子供が間違って覚えちゃう。


 憂誤記=憂国忌



第40章が山頭火のどの句かは、まだ解りません。

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by ukiyo-wasure | 2018-02-09 11:23 | 詩・文芸 | Comments(0)
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