其角とキリシタン


其角にはキリシタン関係の句が、私が気づいただけで三句あります。



 A  白魚や 海苔は下部(しもべ)の かい合せ



白魚=白さかな=白逆名=紅。紅毛人=西洋人

海苔=法=祝詞(のりと)

下部=「いろは歌」の「へ」の下で「とちり」

「とちり」とは何か。ドチリナ・キリシタンだと思います。

いったい何のことかは、Google先生に聞いてね。

かい合わせ=三三九度の儀


 西洋人 祝詞はアーメン 結婚の儀

大雑把ですが、こんな意味かと。


「1973年のピンボール」文庫ではP68〜です。

彼女の年齢が27歳。

三三九度では、盞(さん/さかずき)を三つ重ねる。

27は3の3乗です。



B しら魚を ふるひ寄たる 四手(よつで)哉


 しら魚=西洋人の宣教師とすると、キリシタンの弾圧です。

 四手網は海底に沈めておいて引き上げる。

 「水責め」の意味だと思います。


「1973年のピンボール」文庫ではP87〜です。

前足をつぶされたネコの話が出てきます。



C 桐の花 新渡の鸚鵡 不言(ものいわず)


解釈はこちら。
http://tamegoro.exblog.jp/26613063/


「1973年のピンボール」文庫ではP94〜

「配電盤」のお葬式のところです。




村上春樹さんや其角など、メタファーというか「大和言葉」の使い手にかかると「下部」=キリスト教になっちゃう。

じゃあ「壁(かべ)」だって「キリスト教」になるかもなあ…なのです。


まったくの「たとえば」ですが、


壁=キリスト教

=ら無=「いろは歌」の「つねならむ」から「ら」を無くす。

すると「なむ」が残る。「南無」=仏教




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by ukiyo-wasure | 2017-12-25 16:28 | 古川柳・俳句 | Comments(0)
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