「1973年のピンボール」=其角「かたつぶり酒の肴に」


其角の、

  かたつぶり 酒の肴に 這せけり


単純にね、酒の逆名だから「かさ」と読んで、カタツムリを傘に這わせたと解釈していました。

村上先生はスゴいなあ。何で解るんだろう。

もっともっと深い意味がありました。


「1973年のピンボール」文庫P24〜と一致です。


 双子はオイルサーディンのような形に並んで


酒の肴のイメージ


 双子の間にもぐりこんで目を閉じた。


寝子の間=猫間。


お気づきでしょうか。

「平家物語」の「猫間」です。私の大好きなシーンでございます。
これで木曾義仲のファンになりましたから。

かたつぶり=蝸牛=火牛の計=義仲

酒の肴=酒の逆名=下戸=けこ=笥子。器です。

義仲は猫間に、ご飯を食べ切れないほど食べさせて辟易させる。

主人公は猫間の立場です。

=ワン=白い大きな犬=山盛りのご飯でしょう。

句意は、

  義仲や 山盛りの飯に 這わせけり


食べ過ぎて動けなくなったのでーす。


そういえば、芭蕉がなぜ、義仲を慕うのか謎なんですよね。

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by ukiyo-wasure | 2017-12-19 16:51 | 古川柳・俳句 | Comments(0)
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