「騎士団長殺し」は「写楽」15章


「騎士団長殺し」は「写楽」の絵について書いているという仮説のもとに読んでいます。

村上春樹さんの小説は、どれも、私たち日本人のほとんどが、その表層だけを見て「ありがたがってきた」ものや、まちがった解釈がなされたまま定着しているものがテーマとなっています。

私が気づいたのは、

「風の歌を聴け」=「源氏物語」
「1973年のピンボール」=其角
「ねじまき鳥クロニクル」=「奥の細道」

「羊をめぐる冒険」
「世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド」
2つで「小倉百人一首」

「ノルウェイの森」=「細雪」
「海辺のカフカ」=北斎「富嶽三十六景」
「1Q84」=深沢七郎の小説


私はこれらを、自分の仮説との「答え合わせ」として読みました。

「1973年のピンボール」=其角については、其角の句が難しすぎて解読途中です。


で、「騎士団長」です。

「写楽」の絵自体が「謎かけ」であり、テーマとなっている元ネタがまた「謎かけ」ときわめて複雑な構成です。

ここで説明しても、たぶん理解してもらえないと思いますが、あまりにも面白い表現に出会ったので書いておきます。

今は理解不能でも、いつか、雷に打たれたように「解る」ときが来るかもしれませんし。


「騎士団長殺し」第15章は以下の絵と一致します。


「市川男女蔵の奴一平」

b0230759_09563209.jpg

まったくの脇役です。「写楽」はブロマイドではないからです。

この絵の「仕掛け」はココ。アップをご覧ください。

b0230759_10562633.jpg


袖が裏返って「鼠色」が見えています。

「鼠返し」=ネズミをあらわしています。

(こういうセンスが、写楽=北斎の根拠でもあります


小説の方。

冒頭から「そぼ降る雨」=利休鼠の雨が降る

オリーブグリーン=利休鼠

全体のテーマが「大山鳴動して鼠一匹」

地下の穴は「石見銀山」や「水牢」

水牢は鼠取りで捕まえた鼠を溺死させる方法をもイメージします。

等々、ネズミ関係はたくさん出てきます。

が、それがどうして「男女蔵」の絵と結びつくのか。


解ったときは感動のあまり、
頭痛肩こり、一気に吹き飛びました。

 
 ゲームでおなじみです。


  ダンジョン(男女)=地下迷宮(地下牢)




[PR]
by ukiyo-wasure | 2017-12-09 10:14 | 美術 | Comments(0)
<< 「アフターダーク」って…泥棒? 「海辺のカフカ」婆まだグ〜zzz >>