「海辺のカフカ」ナカタ氏の背骨の矯正術


「海辺のカフカ」第24章は、北斎「富嶽三十六景」の以下の絵のことを書いていると思われます。

「富嶽三十六景」は「判じ絵」であり、表現しているのは「歌舞伎」です。



「江戸日本橋」
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歌舞伎といえば外せない「忠臣蔵」です。

「蔵」だからという単純な理由ではありません。

以下、ご覧ください。右側の蔵の並び。遠近法がズレていますよね。

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当時の日本画は遠近法がなかったとか、いわないでくださいね。

北斎をナメんなよ。なのでございます。

ワザとに決まってるじゃん。

その心は、

    中心、グラッ!


こじつけではありますが、蔵の文字を読んでみます。

井=符牒で4。
十=10。

上が2つ=上ふ=「いろは歌」で「上がふ」は「こ」=5
治=じ=2

四十七に。まあ、無理矢理ですけど。



小説の方。

ナカタさんは家具職人ですから、ズレているを見るとがまんできない。

星野青年の背骨のズレを直しちゃいます。

まあ、唐突なエピソードでございます。



話、変わりますが、この星野青年の言葉づかい。

変ですよね。気づきましたか。現代の20代じゃあり得ないから。

落語の若い衆の言い方です。たとえば、


「そういうのって昨今珍しいよなあ」

「黙ってゴチになってりゃいいんだ」

「俺っちは生まれてこの方」


こうゆうの、「リアリティがない」とかいう人いるのね。


  ワザとなんだって。

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by ukiyo-wasure | 2017-12-07 00:27 | 美術 | Comments(0)
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