「海辺のカフカ」“入り口の石”とは


「海辺のカフカ」の各章は、北斎「富嶽三十六景」の各々の絵について書いているという仮説のもとに記事を書いています。


各章は独立したもので、ストーリーは単なる「つなぎ」という認識です。

そして北斎「富嶽三十六景」は「判じ絵」であり、そのテーマは「歌舞伎」です。

 
「海辺のカフカ」にはいろんなイミフな物が出てきますが、その時々で変化しますから、「何について書いてあるか」が解らないと永久に解らないと思います。

村上春樹さんの小説は、私が読んだものはすべて、同じ形式で書かれていました。


「入り口の石」が最初に意味を持つのが、第26章。以下の絵と一致します。


「常州牛堀」

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アップをご覧ください。

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水を捨てています。「水いらず」=造花です。

歌舞伎では生花ではなく造花を使います。

花だけではありません。

  石も、本物では重すぎます。


小説の方。

 入り口=入りロ(カタカナのロ)と考えると、

 ストーンにロを入れて、ストローン=スタロン

 スタロン=人工石です。大理石柄の洗面台などでおなじみ。


「なかなか危険であります」

シルベスター・スタローンのイメージでしょう。

カーネル・サンダースの像=プラスチック粘土製でしょう。

あるいは、

兼ねる(カーネル)・光り物(サンダース=雷)で、

金属物…釣鐘とかもプラスチック粘度製という意味かもしれません。


サンダースさんは自分のことを「わし」といい、傍点で強調されています。

調べたら、スタローンさん、

製作プロダクション“ホワイト・イーグル”を創設とありました。




次に「入り口の石」が登場するのが第32章

以下の絵と一致です。

「相州箱根湖水」
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シーンとして、まるで芝居の背景画。

間違い探しです。隅から隅まで、鑑識官の目で見てね。


コレ、どう見ますか。
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ぱっと見では、家が三軒。

いや、視点を変えると屋根が外れている。視覚のトリックです。

歌舞伎の仕掛け「あおり返し」でしょう。

調べましたら、舞台全体をひっくり返すという大掛かりなものです。



小説の方。

まさしく、大変な力がないと「返り」ません。

もう、笑っちゃいました。

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by ukiyo-wasure | 2017-12-06 12:29 | 詩・文芸 | Comments(0)
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