「ノルウェイの森」=「細雪」キツネ


「ノルウェイの森」=「細雪」で解読して、もっとも感激したのがキツネの部分です。


第三章の最後、が出てくるところ。

もうね、「源氏物語」の昔から、蛍といえばキツネ

其角の句でも、蛍はほとんどキツネの意味でしょう。


 蛍=尾垂る


「細雪」では下巻(一)がキツネ。蛍が登場します。


ここの部分は谷崎へのオマージュと読みました。

レイコさん的にいうと「泣けてきます」。


 かさぶたのようにめくれあがったペンキ


やっぱりそうですか。「細雪」の四姉妹の名前。

 鶴子 か
 幸子 さ
 雪子 ぶ(雪=武器)
 妙子 た


そして、以下のフレーズ。

 風だけが我々のまわりを吹きすぎて行った。


どっかで、聞いた気がしませんか。

中原中也です。


 汚れつちまつた悲しみに
 
今日も風さへ吹きすぎる


 汚れつちまつた悲しみは
 
たとへばの革裘


キツネが出てきました。


「汚れつちまつた悲しみ」とは、

「異端者の悲み」が勝手に「異端者の悲しみ」に直されて

「し留守=記す」が失われてしまったこと。

と、私は思っております。


うーん、村上大先生、もしかして中也も小説にしてる?




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by ukiyo-wasure | 2017-11-19 16:05 | 詩・文芸 | Comments(0)
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