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「1Q84」青豆さん、ご懐妊



「1Q84」の各章は、深沢七郎の各小説と一致している。


 この仮説のもとに、読んでいます。





BOOK3 8


深沢の「妖木犬山椒」です。


前に取り上げました。とんでもない勘違いの話。


毎夜猥褻な行為に耽っていると勘違い、じつは不妊治療



「1Q84」の方。


 青豆さんが妊娠します。何もしないのに。


 いきなりコスタリカの話。


 コスタリカで、新種のサンショウウオが三種発見されたそうです。


 青豆さん、三種類の夢を見ます。




 壁の穴が出てきます。かたちを変えて動き回る穴だそうです。


 「壁に耳あり」のことでしょう。

 サンショウウオには耳腺というのがあって、毒を出す。



 メルセデス・クーペ


 メルセデスのペットシートやペットカートが人気のようです。

 犬つながりね。



 身体は次第に透明になっていく。(中略)内臓や子宮も視認できるようになる。


 サンショウウオの透明標本



 そういうのを擬態って言います。


 擬態するサンショウウオもいます。



 必ず誰かがやってきてこのドアを開けます。


 ドア=戸=



 このドアを内側から開けることになるかもしれない。


 出産という意味でしょう。



「世の中はちょっとした手違いで満ちている」


「妖木犬山椒」では、そのために殺人が行われかけます。

 



 


by ukiyo-wasure | 2017-09-12 02:00 | 詩・文芸 | Comments(0)
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