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「1Q84」なぜ、ティンパニ?


 BOOK1、第14章。

 天吾の子どもの頃から、学生時代の話です。

 父親に初めて反抗する。思春期でございますね。

 エピソードとして、母親の浮気シーン。
 自分は父親には似ていない

 ふむふむ。

 高校生になり、柔道部なのに、吹奏楽部のメンバーが欠けて、かわりにティンパニを演奏する。

 ティンパニというのは太鼓です。



 深沢に「異説太閤記」があります。

 読んで、気づく人、気づかない人がいると思いますが、各章が音楽にからめたダジャレになっている。

 「姦通の子・秀頼」=カンツォーネとか。


 えーと、幇間=太鼓持ちの語源の一説に、太閤のご機嫌を取った人のことだというのがありまして。

 「太閤持ち」が由来とか……。


 十歳で、父親に初めて「対向」そして「対抗」した天吾。

 
 いずれにせよ、なぜ「ティンパニ」なのか、いとワザトラなのでした。

 

by ukiyo-wasure | 2017-08-31 11:44 | 詩・文芸 | Comments(0)
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