74番・源俊頼朝臣。 歳を取ってもニール・ヤングというがごとし。ナンチャッテ。 憂かりける 人を初瀬の 山おろしよ はげしかれとは 祈らぬものを 歌意は、ままならぬ恋の相手がなびくように祈ったのに、かえって冷たくなっちゃったよー。 この歌は、裏に恨みをこめるとか、政治批判とかではないでしょう。若者が集まった歌合で「祈れども逢はざる恋」がお題だそうで、例の「須磨に住め」のようなノリかと。 これはねー、ちょっと自信がありません。後で別の答えが思いつくかもしれないのですが、「弱気」ではないかと思うのです。 「山おろしよ」の「よ」です。コレ、必要ですか。いらないから棄てるで「よは棄」=弱気。歌意にもピッタリではありませんか。自嘲&自己憐憫。うーん、俊ちゃんは太宰か。 皆様、どうでしょう。「よ」があるのとないのとでは、どっちが良いですか。
by ukiyo-wasure
| 2017-07-23 23:13
| 詩・文芸
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