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村上春樹の文学における「南京」


 ちょっと、文学評論風タイトルにしてみました。こういうタイトルの本は、まあ、鼻持ちなりません。

イデアがナンタラカンタラ〜イデアって何だよ?と思って辞書を引いてみましたが、それでもサッパリ。

 「村上かるた」の愛読者としては、例えば、村上氏自身が「イデア」などと書いていたら「ひでぇや」と読むべき。

 比喩に満ちているということが解っていながら、なぜ、「南京」をそのまま中国の地名であるとするのか。そういう読者が、まったく理解できません。

 とくに、古典の世界、和歌の世界では、方角が出たら「あやし」なのです。とんでもない読み方をしますから。

 深沢七郎の「南京小僧」は「わけ、去年」ですから。南風=はえ。京=けい。小僧=去年。「は」は「わ」「あ」に変化するのが和歌の世界。

 ですから、「南京」が「京都の南」で、「南京大虐殺」は源平の合戦を表しているかもしれないゾ。騎士団長は、えーと、工藤祐経かもしれないゾ……などとは、微塵も考えないのは、なぜ?

 
 と、「騎士団長殺し」の“レビュー”を読んだだけでございますが。

by ukiyo-wasure | 2017-07-22 19:27 | 作家 | Comments(0)
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